不眠症で悩んでらっしゃる方にための
睡眠と東洋医学の考え方を書きました

悩むということは
精神が動くということです

動くということは、眠ることと反対です

ですから不眠について悩むことは
ますます熟睡できなくなる悪循環のはじまりです

どうすればよいのでしょうか?

ここでは、東洋医学で五臓六腑と睡眠について
どのように関連しているのかを書きます

自分がどのタイプか判断していただいて
タイプ別の対策を
一つだけでも実行していただければうれしいです

五臓六腑と眠り、「肝臓」はイライラ、夢が多い

  • イライラして眠れないことが多い
  • 眠ってもすぐ起きてしまう、特に1時や2時ごろ

このタイプの不眠症は
肝臓が原因かもしれません

私のところにいらっしゃる不眠の患者さんで
一番多いのは肝臓の不眠症の方です

東洋医学で肝臓が旺盛になる時間は
午後11時から午前3時です
また季節では春です

眠ってすぐに時間帯や
春先になると不眠になる方は
肝臓をが原因かもしれません

東洋医学での肝臓の役割は

  1. 血を必要なところに動かす
  2. こうしたい、あーしたいと計画を練る
  3. 解毒して体の中を綺麗にする

などです

それぞれ見ていきましょう

1、寝ている時には肝臓に血が帰る

血を必要なところに動かす能力が落ちると
眠りの時、肝臓がおとなしくしていません

寝ている時は肝臓に血が帰っていないといけないのを
動かしてしまうので、起きてしまいます

2、欲求不満で夢を見る

あーしたい、こうしたいという欲求が多すぎると
欲求不満になって夢が多くなります

東洋医学では不満足や欲求不満が夢の原因といわれています

3、体を汚すものは、強い薬、お酒、保存料、遺伝子組み換え

体を汚すものが多いと肝臓が亢進して働きすぎます

肝臓は強い臓器なので
いくらでも働けてしまって暴走してしまいます

肝臓の興奮がおさまらず
不眠になってしまいます

肝臓の不眠対策は毒を摂らないこと

体にとって毒なものは、日本では売っていないはず
だって厚生省が禁止してるでしょ?

そう思い込んでいませんか?

食べ物と体調不良の相関関係が
明らかに見られるものは禁止されています

発がん性のある食べ物などは禁止されています

ですが、明らかに相関関係のないものや
直ちに影響のないものなどは
体に悪そうでも平気で食卓の上に並びます

一ヶ月毎日コンビニ弁当を食べるとわかると思います
明らかに体調が悪くなります

体調が悪くなるのはなぜでしょう?
保存料や材料のコストダウンのせいですね

肝臓の不眠をお持ちの方は
怪しい食べ物を食べないという対策を
試してみていただけたらと思います

次は「腎臓の不眠症」です

五臓六腑と眠り、「腎臓」は落ち着き

人間はスーッと静かになって
精神的に落ち着いて眠りに入ります

その落ち着く働きは、腎臓の働きです

東洋医学の五行学説でいうと
腎臓や脳は「水」です

水ですから、静かで落ち着いているのがよいのです

昔から
「頭寒足熱」
といいます

頭は沈着冷静なのがよいということだと思います

  • のぼせやすい方
  • 足がよろけてふらつきやすい方
  • むくみやすく、特に瞼がむくむ方
  • 健忘、精神疲労のある方

このようなことに心当たりの方は
腎臓の不眠かもしれません

腎臓の不眠対策は、長風呂しない、たんぱく質を食べる

東洋医学では腎臓は「精」を貯蔵するところで
精はいざという時の「体力の貯金」のようなものです

上に書いた症状は
腎臓に蓄えられている「精」が
不足した時に起こることです

  • 精を浪費しない
  • 精を新しく溜め込む

というのが腎臓の不眠対策になります

そのためには

  1. 長風呂しない
  2. たんぱく質をたくさん食べる

などが対策になります

1、長風呂が一番精を浪費します

長風呂が一番精を浪費します
サウナなどもダメです

長くお風呂に入るとだるくなる
という方は腎臓を大切にしてください

私の患者さんでも
急にめまいした、疲労感がすごい
などの患者さんでホットヨガをされている方がいました

ホットヨガは消耗がはげしいです
食べすぎている人や
体力のある20代の方以外にはオススメしません

たんぱく質をたくさん食べて、精を作りましょう

精は例えるなら貯金です

現金収入は食事の中でもたんぱく質です
お肉お魚をいつも以上に食べて
余らせて初めて貯金ができます

一食100グラム前後のお肉をおすすめします

次は脾臓の不眠です

あーだこうだと考えて眠れないのは「脾臓」の不眠

  • イライラして眠れない
  • 考えすぎて眠れない

この二つは似ていますが
東洋医学では違うと考えます

イライラは上に書いた
肝臓の不眠です

考えすぎて眠れないのは
脾臓の不眠です

特に選択肢がA、Bと二つあって
Aかな??、Bかな??
と延々と悩んでいる状態が脾臓の不眠です

脾臓は胃、唾液、湿度、甘いもの
などと関係があります

胃腸が悪くて食欲がない
甘いものを中毒のように食べてしまう
口が渇く
湿度に弱い

などと不眠が絡むと脾臓の不眠です

甘いものの消化不良を起こしている可能性があります
運動して消費したり、間食やお菓子ジュースを控えるなどを
試して見てください

次は肺臓の不眠です

横になって咳が出たり、息苦しい時は肺臓の不眠

肺臓の不眠ですが
慢性の呼吸疾患をお持ちの方は
横になると悪化する時があります

喘息など、夜中に出ることが多いです

肺臓がむくんでくると
横になった時、肺臓の機能が落ちます

肺臓の形ですが
アメリカ映画のウイスキーの瓶の形に似ています

ウイスキーがほんの少し入っているところを想像してください
肺に水が溜まると瓶の底に少し水があるのと同じです

それがそのまま横になるとどうでしょうか?

肺は水を嫌います

期間に水分が入るとむせますよね?

寝るとき喘息が起こりやすいのはそのためです

肺臓の不眠をお持ちの方は
もともと肺臓が弱い方です

  • アトピー、皮膚にできものが出やすい
  • 常に便秘気味、風邪をひきやすい

などの症状は肺臓の弱い方の特徴です

対策は長ネギ、玉ねぎを食べること

肺臓の弱い方の対策は
秋冬に長ネギを食べることです

春夏は玉ねぎがよいと思います

こちらのページをご参考ください

秋になったら長ネギを食べて風邪予防しましょう

次は全ての不眠の方に共通する対策です

寝る前に落ち着くには、少し炭水化物を食べる

肝臓の不眠の時は
胃腸に血が行くことによって
イライラが取れます

炭水化物は甘味で
これは精神を落ち着かせます

食べるものですが
なるべく簡単に作れるもので
胃腸に優しい温かいものがよいでしょう

私の経験上ではお茶漬けがおすすめです

不眠を自分で治すには自律訓練法

自分で自律神経を調節する方法です

自分の意思で調節できなくて
自動で調節してくれる神経を
自律神経といいますから矛盾してるかもしれません

ですが、自分で調節できないものを
自己暗示という方法をとって
落ち着かせる方法が自律訓練法です

自律訓練法についてはコチラもご参考ください

自律訓練法のコツがわかれば不眠やイライラに効果がある

最後に不眠症の鍼灸治療について

不眠症の鍼灸治療

東洋医学の鍼灸治療は
陰陽五行の治療です

陰陽の治療と五行の治療があります

氣が上にあがることを
逆氣といいます

不眠症の時
のぼせたり頭が働きすぎるなどは
逆氣していますから下ろす治療です

これは陰陽調節の治療になります

五臓六腑の調節は
それぞれの臓器を助ける治療をします

患者さんの数としては、肝臓と脾臓の不眠の方が多いと思います

少しでもご参考になれば幸いです

徳田漢方はり院        徳田和則