Kounenki

更年期障害のなやみは
ホットフラッシュや汗、イライラ、肩こり、眠い
など多岐にわたります

女性ホルモンの低下はすべての女性におこりますが
みんなが更年期障害になるわけではありません

また、更年期障害の症状は
いつまで続くのか?
などの不安も多いと思います

症状やチェック法、対策、診断などを
東洋医学での考え方などを書かせていただきます

更年期障害の症状をチェック

更年期障害とは女性ホルモンが減少することによって
自律神経などのバランスが乱れ
身体的、精神的な不調が起こることを言います

よくある症状としては
ホットフラッシュ、眠い、だるい、イライラ
むくみ、便秘、吐き気、不安感、息苦しい、うつ

などがあります

更年期症状は自律神経のバランスの崩れが原因です

緊張をゆるめる副交感神経があまりはたらかないで
興奮させる交感神経の方が活発だと
興奮した状態がつづきいろいろな症状が出てきます

  • 怒りっぽい人
  • 怒りを我慢している人
  • 仕事がとても忙しくて、戦場のような職場

このような方は交感神経の興奮に注意が必要です

東洋医学での対策、ツボ

ほとんどのかたが交感神経の緊張で
背中、肩、腰などが緊張していますので
身体をゆるめます

東洋医学では
督脈のツボをつかって
身体の中心部からゆるめるとよいでしょう

首、肩、背中がゆるめば
呼吸が楽になります

深い呼吸ができるようになると
自律神経症状はおさまります

胃腸や五臓など内臓の緊張には
手足にある五臓六腑を調節するツボを使ってゆるめます

お腹がゆったりしてくれば成功です

更年期障害の年齢と時期

体質や生活環境によって
更年期障害がはじまる年齢に個人差があります

一般的には閉経の前後の5年間です

患者さんを見させていただいていると
早くに閉経が始まった人ほど回復が早く
更年期障害が長引かない傾向があると思います

長くても、60歳ころまでには
更年期障害の症状は落ち着くことが多いです

東洋医学と更年期の時期

東洋医学では女性は7の倍数の年齢ごとに節目があります

養命酒のテレビCMでご存知かもしれません

2000年前の中国医書である黄帝内経では
7×6→42歳頃から
子宮に影響があるとされています

7×7→49歳で子供が産めなくなる、とあります

この時の体の中の変化がスムーズにいかない
更年期障害の症状が出ます

参考リンク

女性は七の倍数の歳に節目がある | 鍼灸師の...
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若年性更年期障害

最近では20代から30代の若い世代にも
若年性更年期障害の症状が出ている
患者さんもいらっしゃいます

  • 過度なダイエット
  • 食生活のかたより
  • ジャンクフード
  • 仕事や生活でのストレス
  • 精神の不安定

などの原因があげられます

これらが原因でホルモンバランスが乱れて症状が出ます

50代の更年期障害と若年性のものは違っていて
若年性の更年期障害の場合
原因が改善されれば、症状が良くなることが多いです

更年期障害の症状別の改善策

よくある症状として

  1. 眠い、だるい
  2. ホットフラッシュ
  3. イライラ
  4. むくみ、便秘
  5. 吐き気、息苦しい
  6. うつ、不安感

などがありますが

東洋医学で考えるとどうなるか
を書かせていただきます

症状 眠い、だるいなどの鍼灸治療

東洋医学では
五臓に貯蔵している「先天の精力」が足りないとき
眠い、だるいという症状が出ます

人間は年齢を重ねると
親からもらった「先天の精」が少しずつ減っていきます

女性は更年期の時期に差し掛かると
急に「先天の精」がなくなります

その時に先天の精を補うために
後天的に精力を補う必要があります

後天的に補うのは
飲食物で補います

  • 食べたものが体調不良でうまく吸収されない
  • ストレスに対抗するために栄養をたくさん使う

などの条件が重なると
更年期障害の症状が出やすくなります

鍼灸治療で胃腸の調子を整える
眠い、だるいという症状が取れることが多いです

吐き気、息苦しいなどの鍼灸治療

吐き気や息苦しいといった症状は
呼吸が浅いことによるものが多いです

呼吸はリラックスできない時
浅くなります

肩首の緊張、疲れからくる姿勢の悪さ
などとも関係があります

鍼灸治療で肩、首、背中をゆるめていくと
呼吸が深くなります

また治療で深く眠れるようになる
より体がゆるむので相乗効果があります

うつ、不安感、イライラの鍼灸治療

精神的な症状は春に出てくることが多いです

東洋医学で春は発生、変化の季節です

冬の間に溜め込んでいたものを
外に出していく季節です

外に出せないと中で鬱積して
それが限界までたまると爆発します

柔らかく温暖な春という条件に合わない生活をしていると
春になった時に体がスムーズに変化しません

柔らかい
穏やか
新芽が伸びる

といった春に合わないことから

イライラ
うつ(のびやかでない)

などの症状が出ます

春=木=肝臓の能力を養う治療をすると
次の春には症状が出にくくなります

精神的な治療は難しい上に
時間がかかることが多いです

むくみ、便秘の鍼灸治療

むくみや便秘は東洋医学では
津液(気血水の水)の病です

更年期の時期に体の中の状態が変わってしまって
水分の代謝がうまくいかないので
むくみや便秘になりやすくなっています

東洋医学で水分の代謝は
腎臓や三焦と呼ばれる臓器の作用です

冷えたり、体力の使いすぎ
腎臓や三焦に負担がかかります

ホットフラッシュの鍼灸

顔が火照って汗が出る状態をホットフラッシュといいます

東洋医学で顔が火照るのは心臓
皮膚は汗の調節と体温調節を担っていて肺臓
が管理しています

心臓も肺臓も上焦といって
上部の症状です

上下のバランスの病気だったり
心臓や肺臓にばかり負担をかける生活だと
ホットフラッシュになりやすいです

心臓に負担をかけるの行動は
愛想笑い、嘘をつくなどです

肺臓は氣を使いすぎたり
呼吸が乱れると負担がかかります

更年期障害の東洋医学的治療

個別な症状の対策は上に書きましたが
難しかったかもしれません

全体的な生活での対策はどのようにすればよいでしょう?

東洋医学で体力を増やす

元気になるために
東洋医学では正氣や精氣と呼ばれる
体力のモトを大切にします

更年期障害の場合
腎臓に貯めてある精が不足していることが多いので
脾臓や胃から気血水を送ります

気血水は飲食から作るので
食べ物の質や胃腸の吸収をよくするのが大切です

陰陽のバランスも大切

手足がひえて頭がほてるのは
上下の陰陽バランスのくずれです

ストレスなど精神の興奮で頭がほてったり
下腹の力が抜けて落ち着きがなくなったりします

頭は肝臓、下腹は腎臓の調節をして
バランスを整えます

寒さ暑さに弱いのは
内と外という陰陽関係がくずれています

季節に応じたカラダになることで
皮膚にある汗腺の開閉がスムーズになり
温度調節がうまくいきます

季節に応じたカラダになるためには
旬の野菜を食べるようにしましょう

東洋医学の治療は体を作る治療

症状は内外の刺激に対する反応といえます

更年期で体の中のホルモンや自律神経が
ガラッと変わってしまうと
外の刺激に適応できずにいろいろな症状が出ます

変わってしまった体を強くしていくことが
根本治療につながると思います

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