東洋医学では中風といいます

脳梗塞、心筋梗塞、脳出血、くも膜下出血などですが
中国古典医学では中風といいます

風に中った(あたった)と書きます

東洋医学では病の深さを漢字で表現していて

感・傷・中
と表現します

感は病気が皮膚にあり
傷は病気が経絡にあり
中は病気が臓器にあることです

中風の原因ですが、東洋医学の古典によると
経絡が詰まって流れなくなり
風船のようにふくらんで、どこかで破裂して
臓器に邪気が入ってしまい、その時倒れます

いきなり倒れてしまわれる様に見えるのですが
実は経絡の滞りは徐々に進行しています

そして隠れて進行している時に
わずかではありますが予兆と言える症状を呈します

少しの予兆を見逃さなければ
病気をふせぐことができると思います

東洋医学でいわれている予兆

  1. 不眠
  2. めまい
  3. 手のしびれ

この3つが「同時に」ある時
中風の予兆だといわれています

もし予兆が出ましたら、対策としては
食事や鍼灸治療で経絡を整えたり
休息を多めにとるとよいと思います

予防法について

  1. 野菜を食べる
  2. これは経絡の詰まりを解消するという意味です

  3. 肉の代わりに魚
  4. 特に青味の魚が良いようです。

  5. じゅうぶんな休養
  6. 疲れている時に発症しやすいです。

リハビリについて

中風は前後のケアで予後が大きく変わります。

リハビリは早くに始められると良いでしょう

昔は病院でも一ヶ月ほど何もせず
回復を待ってからのリハビリだったようですが
最近では病院も早めに行うようになったようです

患者さんがつらそうにしていても
リハビリの開始が早いほうが回復が早いようです

かわいそうだからといって
患者さんが精神的に落ち着くのを待っていると
回復期を逃すようです

ご家族の方の精神的なサポートの上で
早め早めの行動が良い結果を産むと思います