東洋医学と言われるものはたくさんあります。はり治療やお灸、マッサージ系から漢方薬に至るまで様々。
発祥も中国からインド地方、韓国、日本等です。
その中で、ここでは「中国古典医学書医学に基づいた、はり治療」を東洋医学として定義していきます。
古典医学書とは、人類最古と言われる「黄帝内経(こうていだいけい)」という医学書物等です。
これについては徐々にお話していきますが、ここに記載されているものが基本です。
東洋医学の元祖だという立場で進めて参ります。
黄帝内経には、はり治療が主に記載されており、それに準じた治療法や養生法等が書かれています。
はり治療ですが、着目して欲しいのは「このツボに、はりを刺したら治る」という単純なマニュアルがあるのではなく、体が弱まった時に、はりを使用して治癒力、回復力を引き出すという点です。
はり治療と同時に体調の健康管理も必要になってきます。
例えば、食事や運動、規則的な生活、不摂生をしない等。
とりとめて、特別なことは言ってません。
ですが、その当たり前とも言える生活は、なかなか難しいものです。
「自分の体は自分で治す」という点において、この難題を克服すべく、古典医学書医学から学んでいきます。
(つづく)
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第二節 古典医学書から学ぶ その1