妊娠中は身体の不調があっても
薬を飲めないなど
不安なことも多いかと思います

徳田漢方はり院での鍼灸治療では
逆子、安産、お腹の張り、むくみ、つわり
などの治療をさせていただいています

20週未満の方は念のため
かかりつけ医に確認の上
鍼灸治療をしていただくようお願いしています

安産のための鍼灸治療

妊娠したら疲れやすい、腰痛が出る
食欲がない、、、などの症状は
体がどこかおかしくなったのでしょうか?

妊婦さんのカラダは、ご自身の意思とは関係なく
10ヶ月後の出産に向けて
遺伝子で決められた通りに動き出します

例えば

  • 骨盤が広くなります
  • 栄養状態によって食べ物の好みが変わります
  • 疲れやすくなったり、急に元気になったりします

これらの変化に身体がついていけない時
不利益な症状が出ます

  • 骨盤の柔軟性がない
  • 妊娠前の食生活に偏りがあった

などは、出産のためのカラダの変化で
いろいろな症状が出ていると思います

妊娠されている方の鍼灸治療

鍼灸治療の方法ですが
腹部に鍼をすることはありません

お腹については診察だけさせて頂きます

肘、膝、腰などのツボを治療することがあります

ゆったりした格好でおこしください

徳田漢方はり院では
ご家庭で出来る、 「安産のお灸」 「逆子のお灸」 を
指導させて頂く事もできます

お申し出ください

安産のお灸をご自分でお灸をなさるコツ

ご自宅で安産のためのお灸をおすすめしています

つわりの治療には裏内庭というツボ

妊娠の初期でつわりの治療には
裏内庭というツボが良いかと思います

裏内庭の場所

裏内庭というツボは、足の裏にあるツボです
足の人差し指を曲げて足裏につくところにあります

裏内庭は妊娠初期のツボです
5,6ヶ月を過ぎたら三陰交というツボに
切り替えていくと良いかと思います

妊娠の中後期では三陰交というツボ

三陰交は足の内くるぶしから指4本分のところに取ります

三陰交の場所

古典では骨と肉との間にツボをとるとありますので
指4本分のところで柔らかい所と硬いところの中間ぐらいがツボです

逆子の治療、安産の治療など
妊娠全般に三陰交のお灸をなさると良いと思います

右と左のどちらにお灸すれば良いか

お灸は実際にすえてみて
気持ちの良い方にすると良いかと思います

つぼがジャストで当たると
気持よくてつい長めにお灸してしまいますが
火傷にはご注意ください

何回ぐらいすえれば良いか?

センネンキュウで
2回から4回くらいすえましょう

1回目から熱さを感じたら
そこでやめてもかまいません

とにかく火傷をしないように
毎日コツコツお灸していくのが
安産のコツだと思います

カマヤミニの方がよく熱が通ります
おすすめです

お灸をしていくと
赤ちゃんのうごきがはげしくなるときがあります
その時、赤ちゃんはすごく気持ちいいのだと思います

あばれているのではなく踊っているのではないかと思います(笑)

東洋医学での妊娠出産の注意点

ここからは東洋医学の話です
少し難しいかもしれません

夜の11時から3時までが赤ちゃんの時間帯

赤ちゃんはお母さんの肝臓の力を借りて成長します

東洋医学では肝臓の力が旺盛になる時間帯は決まっていて
夜の11時から3時までです

その時間には寝ていましょう

その時間に胎動を感じる方が多いです
鍼灸治療をしますと活発に動くようになります

動きすぎて心配されるお母さんもいらっしゃいますが大丈夫です

もしも、眠れない場合は
横になって目をつぶってください

そうすることで肝臓は休むことができます

  • 目を使うこと
  • 筋肉を使うこと(起き上がること全般)

などをすると肝臓が働いてしまいます

肝臓の能力をお母さんが使うのでなく
赤ちゃんに使ってもらうことで
安産につながります

東洋医学で考えた時
肝臓の力を蓄えるのが
安産には一番大事だと思います

安産と運動や体操について

先ほど申しましたように
筋肉を使うと東洋医学では肝臓が動きます

一般的な生活をするときの運動には
なんの心配もありません

ですが、無理な姿勢、態勢、歩きすぎなどは
肝臓を使いすぎます

先ほど申しました11時から3時までの時間に
しっかりと休息を取れば問題ありませんが
安産体操、過度なウオーキングなどには
少し注意なさった方が良いと思います

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妊婦さんやこどもの治療