こむらがえり

東洋医学で、けいれんや腓返りは「木」の病

東洋医学では陰陽五行で分類します

五行学説とは木火土金水のことで
けいれんやコムラガエリは「木」と診断します

「木」は肝臓、春などと対応する

五行学説の「木」は肝、春などと対応します

つまり、けいれんや腓返りについて東洋医学では

  1. 肝が原因
  2. 春に起こりやすい

と、分析しています

肝は右側に寄っていますので
右足がつりやすい人が多いです

けいれんは筋肉の硬い部分がさらに硬くなる現象

筋肉の硬い部分を腱と呼びますが
その腱がさらに硬くなってその部分に栄養が回らなくなり
けいれんを起こしたりツったりします

東洋医学でこのことを抽搐(ちゅうちく)と呼び
肝臓か原因とされています

肝はとても強い臓器だから心配ない

東洋医学でいう肝が原因で
足がつりやすかったり、痙攣しやすくても
肝はとても強い臓器ですので
今すぐ健康に支障があるわけではありません

肝が弱っているのではなく
興奮している状態です

肝を休める生活をすると、症状は改善すると思います

肝を休めるには、目を休める、特に睡眠が大切

東洋医学でいう肝の働きですが
目や肉体労働に関係してきます

東洋医学では肝によって
血液を調節して、よく動く部分に血液を持っていく、とされています
1番血液を使うのは目と言われています

ですから目をたくさん使ったり
旅行などで普段よりたくさん歩いたりすると
肝が興奮します

睡眠をよく取ると
目を休めて、身体を動かさないので
肝を休ませることができます

肝が興奮していると、よく眠れないが、横になるだけでもよい

睡眠が大切なのですが
肝が興奮している人はよく眠れないことが多いです

ですからついつい睡眠時間が不足して
さらに肝が疲れていく、、、
という悪循環になりやすいです

横になって目をつぶっているだけでも
カラダは休んでいます
肝を休めるだけですと
肉体を休めているだけよいと思います

横になって目をつぶっているだけでは
寝ていない部分はどこでしょうか?

答えは、耳です
耳は寝ていません

野生動物は耳まで寝ない

野生の動物は熟睡することはありません
たいてい耳が起きています
周りで何かあったときにスグ起きれるように
耳は寝ていません

ネコを飼っていらっしゃる方は心当たりがあると思います
ネコは寝るとき耳を立てています

ネコが本当に寝るときは病気になった場合です
そのときは、耳もフニャッとしていると思います

肉体は肝、精神は腎で耳、耳が寝ないと精神が寝ていない

人間の耳は腎で精神と関係します

ですから、耳が寝ないと精神が寝ていないということになります

まとめ

  1. 足がつりやすい人の東洋医学的原因は肝
  2. 肝を休めるには、目を休める、肉体を休める
  3. 春に起こりやすい