奥平智之先生の栄養療法講座に参加させていただきました
300床の精神科のご経験で
患者さんに対する栄養療法の中で
1番劇的に変わるのは「鉄」ということでした
先生の本
『マンガでわかる、食べてうつぬけ 鉄欠乏女子テケジョを救え』
を具体的にわかるよう
鉄について詳しくご教授いただきました
学んだことについて
私なりに簡単にまとめてみました
ご参考になっさていただけたら幸いです
今回の本には自分で鉄不足を見つけて対処する方法が書かれている
鉄欠乏は爪に出る
爪の見方について詳しく教えていただいた
- 爪のアーチがあるか?
- 爪は硬いか?
- 爪を切るとき「パチっ」と音がするか?
鉄には「お財布」と「貯金」がある
血中ヘモグロビンは「お財布の中の鉄」
フェリチンは「貯金の中の鉄」
お財布の鉄が足りていても
貯金の鉄が足りていないと
鉄不足
フェリチンは出産で40減る
日本人女性の平均フェリチンは30とかで全然足りない
フェリチン50以下は黄色信号
フェリチン不足の悪影響は
妊娠出産に出ることも
フェリチンが不正に上がる場合の話
身体に炎症がある時、身体は感染を疑う
鉄はとても重要
細菌にとっても重要
炎症がある時は、敵に鉄を利用されないよう
鉄はマクロファージによって肝臓にしまい込まれる
つまり一時的にフェリチンが上がり
血中の鉄がなくなる
炎症のある人は常に鉄不足に気をつける
炎症の原因
脂肪肝
糖尿
メタボ
甘いもの
ストレス
忙しい
お酒
腸内環境の悪い人
お菓子
添加物
トランス脂肪酸
睡眠不足
などなど
鉄がうまく利用できる食事にしよう
鉄がマクロファージに回収される状態になると
鉄が吸収されず腸内に溜まる
腸内の悪玉菌も鉄を使う
そういう状態ではサプリで鉄を摂っても胃腸がムカムカ
そういう時は少しでも吸収の良いヘム鉄を飲む
鉄を利用できる身体になるために
食事を変える
甘いもの、お菓子、添加物
お酒などなどを見直す
お便が黒いと鉄が吸収されてない可能性
鉄が足りない年代は40代女性
生理不順、筋腫などで
経血が多くなりやすい年代
更年期障害と間違われやすい
更年期のホルモンが正常なとき
鉄不足のこともある
男性で鉄が足りていないのは
忙しくてストレスフルな人
バリバリなお医者さんに多いかも(笑)
最後に、出席者の血液検査の数値をみて、奥平先生アドバイスがありました
数値の解説は病気に診断にもなるので
具体的な事は医師法上、わたし(鍼灸師)には書けません
詳しく知りたい方は奥平先生の本の
p192〜200ページにありますのでご参考になさってください
感想
食事の改善は栄養不足を解消するため
と思い込んでいましたがそれだけではないことを学びました
今回、ヒントをいただいたのは
「鉄代謝改善」
という言葉です
鉄があっても使えない状態を改善することが
「鉄代謝改善」ということです
鉄サプリを飲んでも貧血が改善しない患者さんには
鉄豊富な食事でなく
鉄吸収改善、鉄代謝改善を考えなくてはなりません
キーワードは「炎症」です
上の方にも書きました通り
炎症の原因を減らすということです
炎症の原因
脂肪肝
糖尿
メタボ
甘いもの
ストレス
お酒
腸内環境の悪い人
お菓子
添加物
トランス脂肪酸
睡眠不足などなど
まとめ
今回は奥平先生の本に書きであることを
とても具体に、さらにわかりやすく
説明していただきました
ぜひ書籍をお買い求めいただいて
奥平先生のFacebookをフォローしていただければと思います
文責 徳田漢方はり院、徳田和則
最新情報をお届けします