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お正月休み明けに
あちこち痛くして来られる患者さんがとても多いです

忘年会、おせち、おもち、運動不足
などが原因でしょう

痛くなる場所は
膝、背中、腰が多いです

原因と痛くなる場所を詳しく書いてみます

年末年始は砂糖、炭水化物、アルコールなどで栄養素が不足する

12月からお正月にかけては
忙しいうえに普段と違う食生活が多いです

年末年始には

  • 毎週のように開催される忘年会
  • クリスマスのケーキ
  • おせち料理やおもち

などが膝、背中、腰痛の犯人です

砂糖、炭水化物、アルコールなどが多すぎて
お正月明けにダウンなさる方がとても多いです

砂糖、炭水化物、アルコールは
消化をするときに
ビタミンやミネラルを大量に消費して
カラダに吸収します

ビタミン、ミネラルか不足しますと
体がだるくなったり、筋肉が硬くなったりして
膝、背中、腰痛などを引きおこします

おせち料理は砂糖が多すぎる上に栄養が少ない

おせち料理は日本の文化です

エビ、昆布巻き、黒豆などは
縁起の良いお料理ですが
あまり栄養バランスは考えられていません

家族全員が休めるよう
保存食であることも栄養が不足する原因です

砂糖が多いと腐りにくいですから
あまいお料理が多くなります

おせちのほかにもお正月にいただくものは
おもち、お雑煮、おしるこ、年越しそばなど
炭水化物のオンパレードです

正月明けに痛くなる場所ベスト3

あくまで毎年の経験上、個人的な感想です
東洋医学的な理由も書かせていただきます

第三位は膝痛

膝の内側を流れる経絡は脾臓の経絡です

脾臓は五行でいうとです
甘味も土ですから

糖質過多でその部分が固く弾力が失われると
膝の内側、おさらの前側などに
症状が出ることが多いです

第二位は背中

東洋医学では背中は土です

甘味も土ですから
糖質過多で背中が痛みます

土が病むときは、うずいたり重苦しくなったりします
痛むのも東洋医学でいう土の特徴です

背中の痛みの治療はむつかしいです
背中にはりを打っても取れないからです
同じ理由でマッサージもなかなか効きません

甘いモノをひかえるのが一番効果があります

第一位は腰痛

東洋医学的に土剋水という現象が起こっています

土は甘味
水は腰、骨髄、精などです

腰の中の方から痛いというのは
骨に近い所や精力にまで影響しているのかもしれません

また、東洋医学で言う精力は
やる気や体力に関係しています

よくある正月ボケも
この精力の不足で説明できそうです

番外編で寝違え、ぎっくり腰

砂糖や炭水化物の摂り過ぎで
ビタミン、ミネラルの不足で筋肉が硬くなることは上で書きました

その状態で乾燥による水不足が重なりますと
寝違え、ぎっくり腰も多くなります

寒暖差が多い年や
寒くなるのが早かった年は
乾燥に気をつけてください

白湯、番茶、麦茶などが
おすすめです

コーヒー、お酒など
利尿作用のあるものは
水分補給になりません

飲むとかえって脱水を起こします

コーヒー、お酒を飲む人は
必要な水分量が多くなります

 

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