東洋医学では胃の働きが悪いと
カラダのすべてに影響がある
と考えています

普段治療院で胃の悪い患者さんに
お話しすることをまとめてみました

  1. 胃の働く時間
  2. 胃がよく働く方法
  3. 胃の場所、腸の場所
  4. 胃の働きをよくする食べ物

Inohataraki

東洋医学では胃の働きやすい時間が決まっている

胃の消化時間として一番働きやすい時間が
東洋医学では決まっています

午前9時から午前11時までです

朝食が重要だと言われているのは
胃が働きやすいことも理由の一つですね

その時間帯は胃が一番働きます

ですが胃の悪い人は違います

胃の働きが悪い人はその時間帯になると
胃やカラダ全体の調子が悪くなる事が多いです

治療院の患者さんで胃の調子の悪い人には
朝に調子が良くなってきたら
胃は治りつつあると指導させていただいています

胃は温かい方がよく働く

胃の働きですが温かい方がよく働きます

カラダの中で胃の温度は38度です

飲食物が食道を通って胃にたどり着いたとき
38度くらいになっていれば一番よいです

冷たいものは胃に悪いです

胃が冷えると胃の働きが落ちてしまいます

雪の中に手を入れると冷たくて指がかじかむように
胃も冷たくなると動きがにぶくなります

夏になって食欲がなくなったり
夏バテする原因の一つに
冷たいものの食べすぎによる胃の働きの低下があります

胃の場所が痛い?腸の場所が痛い?

本当に胃が悪くて調子が悪いのか
腸が悪くて調子が悪いのか
をわけた方が良いと思います

胃の位置が痛いのか?
腸の位置が痛いのかで治療法は違います

胃が悪いとき

  1. みぞおちの左側
  2. その裏の背中の左

などに違和感があります

腸が悪いとき

便秘の時はおへその左下に違和感があります

消化不良や食毒などの時は
おへそ周りの違和感が多いです

胃の働きをよくする食べ物

Kyabetudaikon

胃の働きをよくする食べ物としては

  1. お肉やお魚などのタンパク質
  2. キャベツや大根といった薬効のある野菜

などを食べるとよいと思います

タンパク質を摂ると胃腸が丈夫になる

胃の中では胃酸という強酸性の液体で
食べ物を消化、殺菌しています

タンパク質を分解する胃酸ですが
胃自体もタンパク質です

もちろん自分の体は消化しないよう
粘液で守られています

完璧なように見えますが
ミスもあります

日々、小さなミスで胃は傷ついています

十分なタンパク質を摂って
胃を回復させましょう

キャベツや大根には胃をよくする薬効成分が入っている

キャベツはキャベジンというように
胃に良い有効成分が入っています

キャベジンよりキャベツを、食べた方が
カラダによいのは言うまでもありませんね

大根もジアスターゼという成分が
胃腸によい事がわかっています

昔の胃薬は大根のジアスターゼを抽出して作っていました

胃薬を飲むより大根を食べる方が
他にもたくさんのよい成分があります

キャベツや大根を食べて胃を治しましょう

キャベツは春夏に、大根は秋冬に食べましょう

野菜には旬があります

分け方はいろいろありますが
春夏と秋冬にわけるだけでもよいと思います

春夏と秋冬は
立春と立秋でわけるとよいでしょう

2月4日(立春)から春夏のもの
8月8日(立秋)から秋冬のものが旬になります

キャベツは春夏の野菜です
2月4日から旬になります

大根は秋冬の野菜です
8月8日から旬なります

実際はその1ヶ月後くらいから
やわらかく、美味しくなります

薬効成分は旬になった頃から働いていると感じます

胃に対する効果は
旬の季節の方がよいと思います

まとめ

  1. 胃の働きが良くなる時間は午前9時から午前11時まで
  2. 胃が冷えると胃の働きが落ちる
  3. 胃の消化不良、腸の消化不良、便秘を分ける
  4. 胃によいのはお肉やお魚などのタンパク質
    キャベツや大根といった薬効のある野菜

ご参考になればうれしいです

徳田漢方はり院          徳田和則

[blogcard url=”https://toyo-igaku.info/blog/?p=111″]

[blogcard url=”https://toyo-igaku.info/blog/?p=1735″]

[blogcard url=”https://toyo-igaku.info/tokuda-hari/%E8%83%83%E8%85%B8%E3%81%AE%E3%81%AF%E3%81%9F%E3%82%89%E3%81%8D%E3%81%A8%E6%B2%BB%E7%99%82/”]

 

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

最新情報をお届けします