鍼灸院を開業するときに必要なものリスト

開業時に必要なものの中で
大きなお金の必要なものを
リストにしました

経験者としての意見も少し書きました

家賃

治療院は立地が一番重要です

多めに予算を組んで置いた方が良いですね

病氣の方カラダがツライことを忘れてはいけません
カラダがツライと消極的になります

よっぽどの評判がないと
遠くの治療院にはいかないでしょう

内装

きれいであればあるほどよいのですが
大家さんとの兼ね合い
内装業者さんとの兼ね合いなどあります

建物自体の雰囲気
部屋の雰囲気
両方を重視しましょう

頭の中の条件で物件を決めないことです

自分が患者さんだったら
ここに入りやすいかどうかです

すごく入りやすいと思ったら
患者さんはそこそこ入りやすい

まあまあ入りやすいと思ったら
患者さんは入りにくいものです

自分の評価より患者さんは
一段低い評価をされると思って間違いないです

看板

看板を見て入って来る患者さんは
多くありません

今の時代は看板を見て
ネットで評判やホームページなどを下調べしてから
いらっしゃいます

ただ、そこに鍼灸院があると
認識していただかなくては
その人にとって存在しないのと同じです

どういう人に認識していただきたいかというと
やはりカラダの調子の優れない方です

ですから、目立つための刺激的な色や装飾は
避けた方がよいと思います

ホームページ作成

業者に頼むと値段もピンキリ
出来上がりはバッチリ
運用はむつかしい、となります

ホームページは作ったらおしまい
というわけではないからです

改良を重ねたり、更新を重ねたりして
読者が読みやすい、興味があるページにして
滞在時間や読んでいただくページ数が増えることで
グーグルの評価が上がります

検索から多く来ていただかないと
ホームページからの患者さんは増えません

受付台

清潔であればよいです

保険を使う方は少し高い位置に
受付台を置くとサインや捺印しやすいです

まあ、あまり重要ではありませんね

電動ベッド2台

ベッドが一台と二台は雲泥の差です

一台であるということは
一台しか必要ない患者の少ない治療院である
と暗に主張しているのと同じです

二台あると二台使う場面もあると
患者さんの無意識に伝えることになります

人間はみんなと同じであると
安心する生き物です

カラダに不安を抱えてらっしゃる方を
治療するのですから
少しでも安心できる環境が重要です

待合室のイス

予約制なら2、3台あれば大丈夫です
ベッドと同じく1台ではいけません

予約制でないなら
5台ぐらい必要ですね

カーテン

優しい色か清潔な色をおすすめします

はだいろ、オレンジ系は
やさしく、元気の出る色のようです

清潔感のあるのは、病院のようなみどり系ですね
みどりは信号ですすめの色ですので
安心感があるようです

冷暖房

ビルなどで集合型のエアコンは
寒かったり暑かったりしますので注意が必要です

患者さんは苦しくて来ているので
少しでも居心地が良い方がよいとおもいます

洗面台

治療院では生活感を出してはいけません

先生の威厳が減ってしまうからです

慰安の治療院でなく
病人を治療するつもりなら
洗面台の周りには気を使いましょう

パソコン

レセコンやメール処理のために必要です

患者さんがいらっしゃる時に
携帯をいじくるのは絶対にやめたいですから
パソコンでメールの返信をしたいです

レセコンですが
最近のパソコンは低価格高性能ですから
処理能力が足りないことはありません

レセコンソフトはMac非対応が多いですね

レセコン導入

柔整のレセコンは
5年で40〜60万円します

鍼灸は少し安いことが多いです
両方同時購入で安くなります

リースですと金利で約1.5倍かかります

国庫などからお金を借りて一括で買って
返済することをおすすめします

青色申告をすれば
一括で買った赤字を三年間持ち越すことができます

青色申告は開業してから
2ヶ月以内に申請を出しましょう

2ヶ月を過ぎると
次年度からの青色申告になります

電話、プリンター、空気清浄機

こまごましたものには気を使う必要はありません
患者さんはみていないと思います

白衣

白衣を上・下ともきちんとしたものにするか
きっちりしたシャツズボンで羽織るタイプにするかは
好みで選びましょう

きっちりしておかないといけません

甚平や陶芸家のような格好で
治療してほしい患者さんはいません

組合入会

柔道整復師会や鍼灸師会ですが
各都道府県に社団法人の組合とそれ以外の組合があります

昔は社団法人の方が保険請求が通りやすいなどがありましたが
今はあまり差がありません

優秀な先輩が社団法人には
たくさんいらっしゃるぐらいでしょうか?

鍼灸と柔整のダブルなら
社団法人は高額すぎて最初からは無理かもしれません

私は北海道鍼灸マッサージ柔整協同組合というところに入っています

毎月の保険申請がいっぺんにすんだり
入会、月会費もいっぺんですむので楽です

徳田漢方はり院        徳田和則

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徳田漢方はり院- 徳田和則

先代から受け継いだ伝統鍼灸を次世代に伝えたいと思っています

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