2月12日の研究会は問診についての研鑽でした

こんにちは、鍼汪会の徳田です

2月12日の研究会は問診についてでした

問診でも八綱理論が大切

『まず、主訴では、病人の苦痛部位を問うて
その表裏・寒熱・虚実を診査し、しかる後に
食欲・睡眠・大小便を問い
異常があれば身体に不快感をもたらすので
慎重に診査しなければならない。』

と本会のテキストにあります

ここでの先生の説明は
患者さんに問診する際
患者さんの答えに振り回されてはいけない
ということだと思います

患者さんの答えを八綱理論で分析していますか?

できているつもりでも
実際できている人が少ないから
最初に八綱理論の話から
入っているのでしょう

今日の講義の一部を抜粋しました

(問診を)症候分類法の八綱理論で聞くんですよ。
表裏・寒熱・虚実。
で、脉診はそれに浮沈・遅速・虚実がくっ付いているわけですから。

だから症候分類法で問診を聞くんですょ。
問診をするんですよ。

 だから主訴があったら「何処が悪いかな。」と。
例えば、膀胱経、膀胱太陽経が足が痛くて挫骨神経痛っていたら、
「ああ、これは寒邪かな。」と。

 それから「血を調整するんだから栄養失調で肝臓かな。」
っていうのもあるわけですね。

 そこの所にどうしても生理学が必要なんです。
鍼をしたら「どれくらい治ったからな。」っていう
その確認するのが生理学で確認をするんです。

治らないで悪くなったら「どれ位壊れたかな。」
っていうのを病理学で診るんですよ。

だから生理学を知らなければ
どれ位その病気が悪いか分からないです。

三陰三陽の話

病は太陽病と
  陽明病と
  少陽病のこの3つしかないんですよ。

そこから気血栄衛を供給して貰って
五臓の正気
陰陽の精、精子と卵子
ができるんですから。

だから病気ってのは太陽・陽明・少陽しかない。
たった3つしか。

 太陽から来れば、外からに対する抵抗力が弱りましたつて。
 陽明から来れば、気血栄衛の生産が壊れました。
 少陽から来れば、身体の中の血脉とか津液の清浄作用が壊れた。

それだけなんです、それで病気になったんです。

以下続きは2月の第四日曜日で、、、

  • この記事を書いた人

徳田漢方はり院- 徳田和則

先代から受け継いだ伝統鍼灸を次世代に伝えたいと思っています

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