北海道漢方鍼汪会では古典を研究して
臨床に活かしていくのが目的ですが
我々にはもう一つの約束があります
それは、研究会に所属する鍼灸師は
はり治療専門家として、鍼医者として
生きていこうとする人たちの集まりであることです
慰安でなく治療家として治療院を経営していくこと
これが我々の目標です
我々の治療目的は、患者さんの望みをかなえることではなく
患者さんの身体にとって良い治療を出来るかどうかです
もちろん患者さんはスグに治してほしいでしょう
しかし、根本治療をするなら
治療していく過程で症状がかえって出てくる事もある場合はどうでしょうか?
悪くなることがありますよと言える治療家になれるかどうか
患者さんはもっともっと治してほしい
治療が足りないと常に思ってらっしゃいます
しかし、治療には適量というものがある
治療のドーゼをオーバーすると
必ずあとで悪くなります
患者さんが不満足でもその日の治療をやめれるかどうか
学問に基づいた治療をしていれば
このまま治療を続ければちゃんと良くなりますということを
自信をもっていうことが出来ます
そういう治療家になることを目標にして
東洋医学の古典を研究しています