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その1の復習 氣とは動きの動力源
氣とは動きを維持する動力源です
人間が動いている、動物が動いている
植物が成長している
そのとき、氣は存在します
氣が無ければ動きはなくなり
生命ではなくなり、物体になります
哲学としての氣
一方で「氣」には哲学思想もあります
東洋医学や自然界としての氣は、動力源というシンプルな説明かできましたが
哲学の氣の方はたくさんの言い方があります
- 氣が悪いと運勢が悪い
- その方角は氣がよい
などたくさんの言い方があります
氣について、あやしい分野は
ココにあると思います
ココには見えないものである氣を武器に
人間の欲求、名誉、尊厳などにつけ込んだ
あやしい文化、伝統などか入り混じっていますので
勉強なさるとき、とても注意が必要だと思います
さて、本題に戻ります
氣の考えに陰陽学説を入れてみましょう
氣に陰陽学説を取り入れると? 動く動かない
東洋医学では病気の根本を陰陽学説で分類します
陰陽のバランスの崩れが病気の根本
と考えます
動きがよいか?悪いか?
東洋医学では
「動静」として氣をみます
氣に動と静という陰陽学説を入れたのです
「静」といっても死んで動かないわけではありません
「静」だけど生きているという状態は
花の咲く様子に似ています
動静の静とは花が咲く様子、花が咲く瞬間は見れない
皆さんは花が咲く瞬間を見たことはありますか?
TVなどでご覧になったことがあると思います
実際には見たことがないと思います
TVなどでは花の咲くまでの何時間かを
ギュッと縮めて何秒かにして見たことかと思います
朝顔は一晩かけて花を咲かせるので
止まって見えます
ですが生きていますし咲く瞬間は見れませんが
確かに花は咲きます
これが動静の静ということです
腕が痛いとき
- 腕を動かして痛い→動
- じっとしていても痛い→静
となります
動→陽証
静→陰証
となります
一般的には陽証の方が治りやすいです
ということは
腰がジクジク痛いより
ぎっくり腰で派手に痛い方が
完治までは早いということになります
単純だけれども正確に病気を分析できれば
治療にとても有効だと思います
次回は氣と五行の関係です