東洋医学には「木火土金水」の五行学説があります
木火土金水は春夏秋冬の季節に応じています
お肉にも木火土金水の性質があるのは
ほとんど知られていないと思います
例えば鶏肉は「木」です
木は春ですので、鶏肉は春に食べるととてもよいことです
もう少しくわしく書きます
魚には東洋医学的な旬はない
さて、一般的にはお魚に旬があるといわれていますが
東洋医学的にはお魚には旬がありません
もちろん旬の時期のお魚は脂が乗っていて
とてもおいしいのですが
木火土金水の性質は持っていません
木火土金水を持っていると
おもしろい食べ方ができます
例えば、鶏肉は「木」なので、春食べると良いと書きましたが
木火土金水の「木」は他にも
肝臓、目、筋腱、爪などなども「木」の性質を持ちます
鶏肉を食べる肝臓、目、筋腱などにとってもよい
ということになります
さて本題、お肉を五行学説で分けると
木火土金水
↓
春夏土用秋冬
↓
鶏羊牛馬豚
鶏→木、春
羊→火、夏
牛→土、土用(うなぎを食べる土用など、くわしくはコチラ)
馬→金、秋
豚→冬
五行ではこの様な対応になります
五行の対応については、表にまとめてあります
くわしくはコチラ
それぞれのお肉の特徴について、くわしく書きます
春(木)→鶏肉
春に食べると筋、腱を養います
筋肉の硬いところや靭帯がやわらかくなります
ただ、鶏肉については安く売るために
コストダウンされて
不健康に育てられた鳥がかなり流通しています
また、鳥インフルエンザの時期になりますと
抗生物質大量の鶏肉が出回っている可能性が高いです
安く品質の悪いものは肝臓の解毒作用が必要で
かえって筋肉の硬いところや靭帯が硬くなり
寝違えやすじちがえの症状を起こしてしまいます
少しでも高めの鶏肉をオススメします
夏(火)→羊肉 ラム、ジンギスカン
ラムやジンギスカンですが東洋医学では夏が旬です
北海道で夏に食べるジンギスカンは最高です!
ジンギスカンといっしょにいただく玉ねぎも
春夏が旬の時期ですのでダブルで美味しいですね
夏の五行の味は苦味です
木火土金水
酸苦甘辛鹹
ですのでジンギスカンにビールはもっと最高ですね
土用→牛肉
牛肉は胃にいいです
現代人は糖分過多な食生活の方が多く
糖質過多ですと胃が悪くなりやすいです
そうすると胃が肉類を受け付けません
肉があまり食べれなくなってしまった方は
牛肉から召し上がっていただくのがオススメです
秋(金)→馬肉
昔は、カゼをひいたら馬刺しを食べろ
といったそうです
秋は風邪を引きはじめる時期です
最初の風邪をしっかり治さないうちに
重ねて風邪を引くのは慢性病の大きな原因です
大病になりかねませんので注意が必要です
馬の肉をたべて秋の氣を育てれば
カゼに強くなるということでしょう
ですが、熊本以外で馬肉は手に入りにくいです
風邪を引きやすい方には「長ネギ」をおすすめしています
冬(水)→豚肉
豚肉は東洋医学的には「精」を養います
精とは体力の貯金のことです
冬はあまり動かないで
カラダの中に体力の貯金をするのがよいです
貯金がいくらあるかで
病気になりやすいかどうかが決まります
そういう意味で、豚肉は冬だけでなく
年中食べていくことをオススメします
豚肉は夏に少し匂いますし
旬から外れてますので気になりますが
それでも食べて頂いて問題ないと思います
ちなみに、陰陽でわけたらどうなる?
お肉を五行で分けたら以上のようになります
陰陽でわけて食べていただいてもよいので
陰陽でのわけかたも書きます
- 春夏は陽で
- 秋冬は陰です
春夏→鳥、羊、牛
秋冬→馬、豚、牛
となりますが
豚のところでも言いましたが
豚が養う精は一年中必要ですので
春夏→鳥、羊、牛、豚
秋冬→馬、豚、牛、豚
がよいと思います
ご参考になれば幸いです
野菜の旬についてはコチラ
追記、なぜお肉、お魚をオススメするのか?
治療のあとは胃腸が整い
栄養が吸収されやすい状態になります
ここで適切な食事をしていただきますと
治療の効果が倍増します
身体の構成物質であるタンパク質を摂って
カラダを新しいモノにしていくと
ご自身が本来持っている健康な体に戻れます
タンパク質の豊富な
お肉かお魚を食べると良いと思います