• 肩甲骨の下側がうずく
  • 肩甲骨をはずして中を掃除したい
  • マッサージでもんでも
    10分たつと元に戻ってしまう

などの症状でお悩みの方は多いかと思います

背中のうずきや痛みは
慢性化して取れにくいことが多い
です

それはなぜなのか?
根本にある原因や取り除くための方法はあるのか?

原因と東洋医学の対策を書きたいと思います

senaka

背中の痛みの根本原因

背中の痛みの根本原因にはいろいろあります

  1. 運動不足
  2. 自律神経の興奮
  3. 胃腸の冷え
  4. 低血糖症による副腎の疲労
  5. 糖質過多による膵臓の疲労

などがあります
ひとつずつ見ていきましょう

運動不足と背中の痛み

仕事などでPCのやりすぎ、座りっぱなし
などの状態が続くと
筋肉が長時間緊張した状態になります

筋肉は動くことで血流が良くなりますので
運動不足から血流が悪くなると
背中の筋肉は硬くなってしまいます

自律神経の興奮と背中の痛み

職場や家庭が忙しかったり、騒がしかったりすると
交感神経の興奮がつづくので緊張がとれません

人間の身体は緊張したりゆるんだりして
バランスをとっています

自律神経が緊張してばかりだと
首、肩、背中、腰などの緊張も取れません

また自律神経の根幹は背骨の近くです
自律神経の使いすぎると
背骨の近くの緊張も取れません

胃腸の冷えと背中の痛み

背中と胃腸は関係が深いです

胃のウラ側は肩甲骨の左下あたりです

冷蔵庫で冷やしたものや
氷の入ったものばかり飲んでいると
胃が冷たくなって働きがニブくなります

胃のはたらきが悪くなって硬くなると
ウラ側の背中にも反応が出てきます

人間の内臓は体温に近い38度くらいが
一番よく働く温度です

冷たいもので胃を冷やさないようにしましょう

低血糖症による膵臓や副腎の疲労による背中の痛み

女性はこれによる背中の痛みが
多いように思います

炭水化物や砂糖など
血糖を上げるものを食べ過ぎると
膵臓から血糖を下げるインシュリンが大量に出ます

インシュリンは微調整がききませんので
たいてい多く出すぎて、血糖が下がりすぎてしまいます

血糖が下がり過ぎるとカラダに危険ですから
血糖を上げるホルモンが出ます

  1. 副腎のアドレナリン
  2. 甲状腺ホルモン

などが血糖を上げるホルモンです

普段から血糖値の乱高下を繰り返していると
副腎、膵臓、甲状腺などの疲労症候群がでてきます

副腎や膵臓は背中にあるので
その辺りが硬くなってきます

甲状腺が働きすぎると
機能低下や機能亢進が起こります

橋本病やバセドウ病です

副腎や甲状腺の異常症状は

  • 疲れやすい
  • 体が重い、だるい
  • イライラ、落ち着きがなくなる
  • 冷え、寒がり

などです

心当たりのある方は
低血糖症をおこしている可能性が高いです

その他、注意点

筋力不足では背中の痛みは出ない

  • 過去にスポーツをやっていた人
  • 筋肉のたくさんある方

スポーツ選手やボディービルダーの方でも
背中に症状のある方は多いです

筋肉と背中の痛みはあまり関係がないでしょう

上にも書きました通り
運動不足は関係があります

筋肉の血流は運動することで良くなります

姿勢の悪さと背中の痛み

姿勢の悪さは筋力不足
とも言われますが違うと思います

姿勢の悪さの原因の一つとして
症状のあるところに対して
無意識にストレッチ位を取ることによるものです

肩や背中に症状があると
背中を伸ばすと楽になります

背中に症状がある方は
無意識がその体勢をえらんでいるのでしょう

姿勢が悪いと背中の血流は
ますます悪くなりますので
悪循環になります

背中の痛みが慢性化する最大の原因です

背中の症状改善のための方法のまとめ

背中の痛みの改善のために
普段からしておくとよいことは

  1. 運動で外を歩く
  2. 胃を冷やさない
  3. 低炭水化物、糖質制限

などです

散歩で運動不足を解消して背骨周りの血流をよくする

一番よい運動は外を歩くことです

歩くことは全身運動だからです

背中が悪くて背中だけが悪いことは少ないです

肩や首、腰など全身の筋肉の連携
くずれていることが多いですので全身運動がよいでしょう

全身運動になる動きの種類はすくないです

歩くの他には泳ぐことぐらいしかありません
歩くほうが手軽で継続しやすいですね

歩く場所ですが建物内より外を歩くことをオススメします

外を歩くのは自律神経症状にも効果があるからです

食事療法について

低炭水化物糖質制限などは背中のうずき、痛みに
効果があると思います

いきなり始めるのは
いろいろと難しいこともあります

リンク先のページも
参考にしていただければと思います

東洋医学の鍼灸がお手伝いできること

鍼灸治療は背中の治療に最適です

  • 経絡の流れをよくする
  • 水分の凝集を取る
  • 陰陽五行学説を使って五臓を治療

などがあります

経絡の流れをよくする

経絡が滞ると痛みや疼きが出ます

東洋医学では氣、血、水が体をめぐって
四肢末端までいきわたることで
正常な生命活動が営まれるという考え方をします

経絡には氣と血がめぐっています

ドコでナゼ滞っているのかを見極めて治療していくのが
治療の基本になります

水分の凝集を取る

東洋医学でいう津液(水分)の凝集があるときは
津液を流す治療が必要です

腎臓、膀胱、三焦などの臓器が水の代謝を行っていますので
それらを調節いたします

三焦は東洋医学の臓器です
西洋医学にはありません

陰陽五行関係を使って五臓を治療

背中は木火土金水の五行でいうと『土』です
土はほかにも
湿、甘いもの、消化不良
などです

土を助ける治療をしますと脾臓(膵臓)に効きます

低血糖症、副腎疲労症候群、膵臓の疲労に効果があります

 

どれか一つでもご参考いただけたらうれしいです

関連リンク