冬の間は調子が良かったのに
暖かくなったり寒くなったりして
春めいてくると、カラダの調子が悪くなる方は多いです

春に症状が出てしまうのは何故なのか?
東洋医学的に考えてみます

冬の間眠っていたカラダが、春の発芽で動く

東洋医学で冬は貯蔵、鎮静の季節です

冬の止まっている状態から暖かくなる時期をさかいに
自然界は一気に動き出します

三寒四温と呼ばれる頃になると
ずっと寒かったものが
温かい寒いをくりかえして変化していきます

春は動きがあります

カラダが固まってしまっている方は
固まっている部位が、動き出した他の部位に引っ張られたりすると
痛みなどの症状が出ます

春のカラダは骨盤からゆるみ出す

冬の寒さで固まってしまったカラダが
春には動き出すのですが
順番は骨盤が一番最初です

具体的には骨盤が柔軟であれば
春に症状は出ません

柔軟でない方は最初に腰痛が出ます

2月の立春ごろからカラダは動こうとします

2月に腰痛の出た方は春の病です

3月になると腰から胸部や首肩に症状は移動する

2月には腰痛が出やすいですが
3月ごろになると
今度は胸や首肩など上半身の方に移ってきます

胸の症状としては

  • 息苦しい
  • 動悸
  • 背中が苦しい

などがあります

首肩の痛みが出てくることも多いです

春には、その人がもともと持っているものが出てくる

2月に腰痛が出やすいと行っても
もともと腰に以上のない方は大丈夫です

3月に胸の症状が出やすいのは
もともと呼吸が浅い方です

春、自然界では土の中から虫や植物の芽が出てきます
人間では身体の中から外への新陳代謝があります

春にはご自身がもともと持っている病気や
冬の間に溜め込んだ悪いものが
春になるとふきだしてくる事が多いです

東洋医学での考え方、春は肝臓が旺盛になる

春は肝臓が旺盛になります
東洋医学でいう肝臓の症状が出やすくなります

肝臓の症状とは

  • 頭痛
  • めまい
  • イライラ

などです

東洋医学的には体の中の濁りが肝臓の病気の原因にもなります
身体の中の汚れを治していくと治ります

身体の中が汚れる原因としては
食毒や社会毒があります

社会毒としては
フッ素、電磁波系、プラスチック、洗剤やシャンプーなどの合成製品、放射性物質
などがあります

食毒としては
無駄な薬、農薬、食品添加物、トランス脂肪酸、砂糖と甘味料、遺伝子組み換え食品
などがあります

私はなるべく無添加、無農薬、無介入を心がけています

春の病気は冬から春にかけてが治療しやすい

春は肝臓の症状が出やすいのですが、治療もしやすいと思います

春は五行でいうと『木』です
自然界は春に『木』を中心に動いています
春に旬のものは『木』の力が旺盛です

自然界の木の力を借りる事で肝臓を治す事ができます
今の自然界で起きている事か身体の中でおきれば自然界に適応した事になります

東洋医学の鍼灸は自然界に適応させる治療法になります