経絡治療の歴史

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経絡治療の歴史ですが
素問、霊枢、難経、​脉経、脉訣
などを参考に12経絡の治療をまとめられたものです

丸山昌朗
岡部素道
竹山普一郎
本間祥白
井上恵理
(敬称略)

この方達を中心にした勉強会(弥生会)で
考案された治療法です

内傷なくして病なしの考えから
身体の陰陽虚実を五臓のツボを使って
補瀉していく治療法です

五臓のツボは具体的には五行穴といい
肘より先、膝より先の井栄兪経合のツボを使って治療します

我々の北海道漢方鍼汪会は
井上先生が提唱された治療法の流れをくむ鍼灸治療研究会です

経絡治療の原型ですが
S14あたりに最初の原案が世に出たようです

その後、戦争がありましたので、疎開されたりして勉強会は中断しているようです
S34の『経絡治療夏期大学』頃から再び啓蒙活動が再開されたようです
その後、井上先生の弥生会は『古典研究会』として現在も活動されているようです

私達の経絡治療研究会では
井上先生の教えを継いでいる
二階堂宜教先生の研究をテーマにしています

  • この記事を書いた人

徳田漢方はり院- 徳田和則

先代から受け継いだ伝統鍼灸を次世代に伝えたいと思っています

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