鍼灸師が開業する時
初年度はだいたい赤字になります
その赤字を税制上引き継ぐには
青色申告しなければなりません
青色申告と聞くとはむつかしそうですが
むつかしいのは65万円控除の方です
簡単な10万円控除の青色申告は
白色申告とかわらないのに赤字は次年度に引き継げます
まず、青色申告をしたいと税務署に申し出る
青色申告は税制の特別優遇ですから
税務署に申請書を出さないといけません
開業して2ヶ月以内に出さないといけません
もう2ヶ月すぎてしまったよ
という人は次年度からになります
青色申告する年の3月15日までが申請の期限です
2017年3月14日に申請書を税務署に提出したら
2017年の税金計算から10万円or64万円控除されます
鍼灸師が青色申告するときのコツ
普通の鍼灸師の営業収入は患者さんからいただきます
お金をいただく先が一つですので
申告のための帳簿作りは非常に簡単です
簡単だと言いながら
一から勉強するのはむつかしいので
申告ソフトをお勧めします
おすすめはクラウド型です
わたしが使っているのはMFクラウドです
クラウド型ソフトは自動入力で楽
クラウド型の利点は
クレジットカードや銀行口座からデータを
自動で入力してくれます
経費専用のクレジットカードで買い物をするだけで
あとは何も入力をしなくて良いです
現金で経費を使ったぶんを
手作業で入力します
あとは収入を表計算ソフトにいれて
それを取り込むだけで終了
作業自体、初年度は慣れるのに時間がかかりますが
慣れたら次年度からは3時間もあればできます
64万円の控除で2、30万円税金、国保代が違いますので
頑張ってください
鍼灸師の青色申告と税理士
税理士がいないと青色申告できないのでは?
と思われる方は多いかもしれません
税理士の先生に頼むと鍼灸院の場合
月1〜1.5万円ぐらいかかるようです
控除で安くなる税金のことを考えるとトントンぐらいです
入力や手続きの手間を考えるとお得に感じます
ですが、入力や手続きは慣れると簡単です
ただ申告作業は間違っていても
自分では気づきにくいですし、チェック作業も自分ではむつかしいです
- 税理士に相談だけしたい
- 合っているかチェックしてほしい
という人のために
青色申告会という制度が全国各地にあります
青色申告会は中小企業のための税務や企業相談の会です
私の地域の青色申告会は年会費5400円です
確定申告の時に3〜4日間の無料相談会があります
そこで相談して疑問を解決して
書き方も教わって代わりに提出までしていただけます
[blogcard url="http://www.aoiro-hokkaido.jp/"]
わたしが青色申告にかける経費
わたしの鍼灸院の場合
クラウドソフトに年9000円
青色申告会に年5400円
スマホ用アプリを3000円で購入(永年使用可)
ちゃんと利益が出ている鍼灸院では
安い経費だと思います
MFクラウドの入力の仕方
どのぐらい簡単なのか?
気になりますよね?
MFクラウドでの作業を公開いたします
収入を入力
保険を使っている方は保険ソフトで日々管理していると思います
自費の方は表計算ソフトで日々の収入を管理してください、経営にも役に立つと思います
MFクラウドに手入力のためのエクセルテンプレートがあります
上の写真がそうです
そこに収入をコピーしてMFクラウドにインポートします
支出はなるべく専用のクレカで
支出は専用のクレジットカードを作ってください
使用履歴をMFクラウドソフトが読み込んでくれます
間違って使ってしまった項目を削除して
他は登録するだけです
上のに写真だと
アマゾンで本を買ったので新聞図書費で登録します
このサイトや治療院のサーバー代は宣伝広告費で登録します
クレジットの明細データから
ソフトが自動で候補を表示してくれますので
確認して登録します
現金支出はレシートを見ながらスマホに登録
一番面倒なのが現金支出です
レシートを見ながらスマホのアプリに登録するのがオススメです
アプリはtax noteがオススメです
月15件までの入力は無料ですが
それ以上は買い切り3600円です
高いと感じた人は投資と考えてください
タップ数を抑えて、直感的に操作できるように設計されているので入力が楽です
入力例
3月15日に事務用品を500円現金で支払った
1→2
3→4
写真のように1234の順番で入力します
仕訳帳に追加で追加されます
現金収入
クレカ支出
現金支出
を正確に入力すると正確に仕分けしてくれます
メジャーソフトなので
わからないことはググれば簡単に出てきます
徳田漢方はり院 徳田和則