東洋医学の勉強が難しいと感じた時に読んで頂けたら
我が師や井上恵理先生から教わったことは
古典を臨床的に読むこと
多読すること
です
難経なら一日で全部読むくらいのスピードで
何回も読むのがよろしいかと思います
一日中読んで1つ2つなにか感じるものがあれば
それは、その時に必要な本当の知識であると思っています
治療法が好きになればモノになる
古典の解釈がよくわからなくて
実技が出来なくて
研究会を辞めていった人もたくさんいます
合わないと思ったら
すぐ辞めるのも良いことだと思います
粘り強く、少しづつ勉強している人に共通していることは
その治療法が好きになった事かもしれません
新しい治療法に出会った時のために
初学者の皆さんは、自分の知らない治療法に出会い
よくわからないけれど、この治療法でやっていくと良い気がしたから
その治療法を学んでいくわけです
自分の知らない事についてやってみて
まだ全然わからないけど
この道を進めば良い未来が待っていると決断できる
これは一種の予知能力といっていいかもしれません
この能力を意識して育てるかどうかで
今後の鍼灸師人生が大きく違ってくる可能性があると思います
自分の知らない治療法は、難しいと感じるのが当たり前でしょう
難しいと感じない、これでわかったというものは
底が浅いか、自分の成長が止まった時かだと思います
私が個人的に大切だと思っている事
私が個人的に大切だと思っている事は
うまく治療できた時とできなかった時の差が
わかるかどうかということです
最初は、何がどうなってうまくいったかわからないけど
うまくいった! で良いと思います
職人、スポーツの技術の習得の仕方と同じで
鍼灸の技術も、ある時壁を越えるように
わかるものだと思います