患者さんを治そうとする時、1番大切なことは何でしょう?
胃腸の状態を良くすることだと思います
慢性病の治療がうまくいくかどうかは
胃腸を治せるかどうかで決まると思っています
それには胃の氣の脉を知ることです
「胃の氣の脉」が出たら経絡治療は成功している
イノキ?とは、、、
うちの奥さんが胃の氣を猪木さんと間違えたのはどうでもいいことですが(笑)
氣とは目に見えないはたらきのことですね
血とは目に見える実態のことです
気血で一つのセットです
胃がどれくらい働いているかは胃の氣の脈と言います
胃の氣の脈が出れば治療は成功というくらい
胃腸は大切です
では胃の氣の脉とはどのようなものでしょう?
脉法手引草には和緩をおびた脈とある
医道の日本社発行の脉法手引草
34~35ページには
「和緩なるを胃の氣なり」とあります
また平脈についても
「大ならず細ならず長ならず短ならず
沈ならず滑ならず濇ならず」
とあります
どんな脈でもないということです
脉があるけどない、ということでしょう
私は師からそう教わりました
わかりにくいですが
逆から考えればわかりやすいと思います
胃の氣の脉の逆とは
病脉のことです
脉がわかるとはどういうことか?
脉がわかるのは病脉が出てきているということです
胃の氣の脉はわからないものなのです
浮中沈とある中で
浮と沈に何もなくなると
病脉がなくなると
中の所に胃の氣の脉が出ます
それには脉法手引き草にある胃の氣の脉と
難経にある四時、三陰三陽の脉の二つがあると思います
患者さんに伝えること
胃腸にとって悪いことは何なのかを伝えた方がよいです
- 胃腸を冷やす
- 胃に悪い食べ物を食べる
- ストレス
などです
詳しくはこちらを参考にしていただければと思います