鍼灸師の社会的地位は低い
鍼灸師には社会的な政治力がありません
柔整師なら捻挫、打撲で保険が取れますが
鍼灸師は厚生省が指定する疾患でも
医師の同意が必要です
鍼灸師が団体として一つにまとまっていないので
政治力がなくがありません
また鍼灸師の収入が少ないので
財務省や厚生省に相手にされていません
井上恵理先生の講演テープによると
当時の大蔵次官関係者に
鍼灸師の処遇が悪い理由を先生が直接聞いたようです
どうすればよいか?
国の国家公務員が鍼灸師に関心を向けるかどうかは
鍼灸師が税金をどれだけ払っているか?
に関係しているということだそうです
つまり、確定申告の時
「職業:鍼灸師」
としてどれだけ払っているか?です
皆さん、がんばりましょう!
鍼汪会の目標は、はり専門家として1日15人の患者さんを診れるようになること
わたしたち鍼汪会の目標は簡単です
はり専門家ととしてご飯を食べれるようになることです
はり専門家とは
マッサージのついで鍼ではなく
こちらの提示する病気の治療としてのはり治療で
患者さんに納得してもらうということです
患者さんがしてほしいと思う治療はしない
ほとんどの治療院は
患者さんの満足を目的としています
つまり、患者さんの要望にできるだけ応えようということです
よい考えのようにみえますが少し考えてみてください
- 患者さんはなりたくて病気になっているのではない
- 患者さんは治りたくていろいろやってきている
つまり患者さんも知らない
想定外のところに治る本当の治療はあるということです
それには標準治療も含まれます
標準治療がその患者さんに効かないから今があるのです
標準治療とは?
標準治療という言葉がFacebookなどで
少しずつ使われ始めています
標準治療とは
病院で行うスタンダードな治療のことです
ある疾患があって
その疾患の患者さんが年々増えているとします
その治療は正しいですか?
その治療で治っていないからどんどん増えるわけでしょう?
例えばアトピー、精神病などの治療は
標準治療が効いていない可能性が高いです
お医者さん自身は標準治療を否定しづらい
当たり前ですね
標準治療=保険治療
といってもいいと思います
厚生省が定めた保険治療をするのが
医師の仕事です
標準治療で悪化する患者さんこそ鍼灸師の出番
鍼灸師は鍼で安全に治療するのを求められています
それ以外のことは社会的には求められていません
鍼灸院はこうしなければならない
というガイドラインはありません
ですから標準治療でよくならない
原因のわからない患者さんこそ
我々の役目だと思っています
本当の原因を治す治療家になりたい
その場しのぎで患者さんの満足を求めるのではなく
患者さん自身も、現代医療もわからない
本当の病気の原因を勉強して治療したいと思います
徳田漢方はり院 徳田和則