「すぐ風邪を引いてしまう」
「疲れやすく、すぐに横になりたくなる」

どうして私だけ、、と思うことがあるかもしれません。
東洋予約では「体質の虚」といいます。

身体を守るエネルギー、東洋医学でいう気と血が十分に機能せず、外敵への防御力(抵抗力)が低下した状態のことです。
鍼灸治療などで消化吸収を整え、栄養バランスを見直すことで、この体質は想像以上に改善できます。
実際、徳田漢方はり院でも「風邪をひきにくくなった」「思ったより働ける」といった変化を多くの患者さんが報告されています ​。

そのためのコツについて記事にしました

体質改善の鍵は「吸収力」の回復

抵抗力を支える最も根本的な要素は栄養です。疲れやすい方の多くは「食欲はある、きちんと食べている」とおっしゃる方が多いのですが、、いつは胃腸の問題で吸収できていない方も多いと思います。

何らかの原因で栄養を吸収できないとき
例えば、胃腸が冷えたりして動きが鈍ると、タンパク質やビタミン、ミネラルが十分に分解・取り込まれません、そのとき体内では“ストレスなどに対する“材料不足”が起こります ​。

材料不足とは体を元に戻す力の元になる材料がなくなることです。具体的には、各種ホルモンの量、血液の質、などが低下します。その結果、風邪をひきやすくなったり、午後に疲れやすくなったりします。

対策としては、胃腸から吸収される栄養の量を多くすることです、質の良い栄養を取ったり、よく噛んで食べたり、楽しく食事をしたりなどたくさんの対策がありますので、試していただければ良いと思います。
いろいろやったけど、ちょっと難しいよって言うときには、東洋医学の鍼灸治療が大変良いと思っております(自画自賛ですね。汗)

鍼灸には、自律神経を整えて胃腸の血流を促進し、消化管の蠕動(ぜんどう)運動を活発にする働きがあります。現代医学的にも、ツボ刺激によって迷走神経が賦活し、胃酸分泌や消化酵素の分泌が高まることが報告されています。結果として、同じ食事内容でも「栄養が染み込む身体」に変わり、エネルギーの巡りが向上します。

目に見える変化—ここまで回復できる

吸収力が戻ると、まず全身の血色が明るくなります。

男性なら筋肉が引き締まり、朝の立ち上がりが軽く感じられるようになります。
女性の場合は肌の水分保持力が増し、化粧のノリや髪のツヤに変化が現れます ​。

これらは単なる美容効果ではなく、細胞レベルで代謝が活発になり、免疫細胞も素早く増殖できる環境が整った証拠です。

栄養設計—タンパク質が重要

厚生省による食事摂取基準は、エネルギーの約半分を炭水化物に頼る設計のため、体質改善を目指す方にはタンパク質が不足しがちです。徳田漢方はり院では「毎食、手のひら一枚分の良質なたんぱく源(魚・卵・大豆製品など)を加える」ことを基本指針にしています。

臨床の実感では、タンパク質を意識的に増やした患者さんほど、鍼灸の効果が早く表れやすい傾向が明確です ​。東洋医学的にいえば、タンパク質は血を養う源であり、血が充実してこそ気が生まれます。気血が満ちると、外的ストレスに対する「衛気(えき)」が強化され、風邪などの感染症を跳ね返す力が高まります。

まとめ—「治療+食事」で再発を防ぐ

 鍼灸による体質改善は、身体の根本となる 気血 の状態を建て直し、吸収力を高めるアプローチです。ここにタンパク質を中心としたバランスの良い食事を組み合わせれば、風邪をひきにくく、夕方まで集中力が続き、朝のスタートも軽やかな身体へと着実に変わっていきます。専門的なサポートが必要なときは、どうぞお気軽にご相談ください。私たちは、皆さまが「病気になりにくい自分」を取り戻せますよう、サポートさせていただきます。