ギックリ腰ですが、来るときはいきなりですから怖いです
もしなってしまったら
早めに治療したほうがいいです
早ければ早いほど治りやすいです
3、4日放っておくだけで、慢性の腰痛になってしまう事もあります
ぎっくり腰は例えるなら、腰に不発弾があって
いつ爆発するかわからない、そういう状況です
その状況自体がストレスになります
ストレスは腰痛の敵ですから、悪循環です
急性のぎっくり腰を東洋医学で分析すると
- 風邪が治りきらなくて、寒邪が腰に入った
- ストレスが原因で身体が弱って邪気が入りやすくなった
などが東洋医学的には考えられますが
いきなり始まる激痛は邪気が原因の事が多いです
邪気は気ですので、はり治療で動かすことができます
気に関する病は、早期に適切な治療をすれば治ります
病の場所が気から血に移ると慢性病で
治りが遅くなります
今「10」の腰痛があっても、急性の腰痛なら
2,3回の治療で「3~5」ぐらいは取れるでしょう
ぎっくり腰に見えても
もうすでに慢性の腰痛になっている時には
それなりの治療回数が必要になるかもしれません
ギックリ腰になってしまった時の疑問、あれこれ
- ギックリ腰に湿布はよくない??
- ギックリ腰はクセになる??
- ギックリ腰を予防するには??
- ギックリ腰の保険治療について
よくあるご質問として
4つ、書かせていただきました
ぎっくり腰に湿布はよくない??
湿布には温湿布と冷湿布があります
冷湿布を貼ってよいのは負傷後24時間以内です
それを過ぎて冷湿布を貼ると
冷えて治りが遅くなりますので
気をつけましょう
温湿布ですが、湿布についている
消炎鎮痛剤に効果があります
温湿布の温める力では治療は難しいかもしれません
ギックリ腰はクセになる??
ギックリ腰がクセになっているときは
その場しのぎで痛みをやり過ごしていることが多いです
根本治療でなく鎮痛剤などでその場の痛みをごまかしただけでは
半年後、1年後に危ないかもしれません
再発防止のため、腰が悪くなった原因を考えましょう
ギックリ腰を予防するには??
原因別に予防法が違います
東洋医学では腰痛の原因として
- 腰全体から来るもの
- 腰の深部の硬い部分から来るもの
- 背中から来るもの
に分けられます
腰全体から来るものは腎臓
腰全体から来るものには腎臓の影響があります
「精力」を使い過ぎたことが原因です
東洋医学で精とは「体力の貯金」のようなものです
腰全体から来る腰痛の症状は
曲げて痛いことが多いです
腰の深部の硬い部分から来るものは肝臓
腰の深部の硬い部分から来るものは肝臓の影響です
これが一番多いかもしれません
肝臓の影響でギックリ腰になっている場合は
鍼灸治療ですぐ治ることが多いです
- お酒、お薬、食品添加物など
肝臓の解毒作用を使い過ぎた - 徹夜、肉体労働、筋トレ、など体の筋肉の使い過ぎ
- スマホなど目の使い過ぎ
などで肝臓の腰痛がおこります
背中から来るものは脾臓
背中から来るものは脾臓の影響があります
脾臓は
- 栄養のかたよりによる消化不良
- 悩みやストレスによる思慮の消化不良
などです
イメージしにくいかもしれませんが
消化不良が原因で背中が固まっています
これは女性に多いかもしれません
炭水化物が多すぎる
ストレスが多すぎる
などで背中が固まって腰痛がおこります
左側に多い、股関節もつらい、などが特徴です
ギックリ腰の保険治療について
ギックリ腰には整骨院の保険がききます
鍼灸院でも先生によっては
整骨院の保険資格を持っている方もいらっしゃいます
その時には鍼灸院の先生の判断で保険がききます
鍼灸院で整骨院の資格を持っていない先生の場合
医師による同意書が必要です
まとめ
いかがでしたか?
ギックリ腰の予防など、ご参考になれば嬉しいです
- 急性の腰痛なら、2,3回の治療で「10」の痛みのうち「3~5」ぐらいは取れる
- 慢性になってしまったら、予防法が重要
- 腰全体から来るものは腎臓、精力の使い過ぎ
- 深部の硬い部分から来るものは肝臓、解毒作用、肉体疲労、目の使い過ぎ
- 背中から来るものは脾臓で消化不良、炭水化物が過多、ストレス過多