最近、めまいを訴える方が大変多くなってきています
スマホやタブレットの普及も影響していると思われます
急にめまいが起こった時は
本当に不安になってしまいます
脳神経外科に行って
なんともないと言われホッとしますが
この具合の悪さは何なのか??と疑問が残ります
このページではめまいやふらつきについて
いろいろな角度で考察したいとおもっています
めまいの原因は耳と脳とがある
脳神経外科で大丈夫と言われたということは
あなたのめまいは命に関わる程のものではありません
という事です
それを素直に喜んで頂いたうえで
次はどうすれば治るのか
ということに進んでいかれると良いと思います
めまいの原因ですが
耳が原因のめまいと脳が原因のめまいに
大きく分けることが出来ます
耳が原因のめまい
三半規管のめまい
からだのバランスを保つ器官である三半規管(さんはんきかん)が
炎症起こしたり、水腫(むくみ)を起こすとめまいがします
リンパ由来のめまい
内耳の内リンパが増え過ぎると内耳がむくんでめまいが起こります
内リンパ水腫(ないりんぱすいしゅ)と呼ばれ
難聴(とくに低音の聞こえが悪い)や耳鳴り、耳の閉塞感などもおきます
神経の炎症
前庭神経に炎症が起こるとめまいが起こります。
前庭神経炎は風邪をひいた後に発症することが多いです
これら耳が由来のめまいは鍼灸の適応だと思います
脳が原因のめまい
脳梗塞や脳出血
軽い脳梗塞や軽い脳出血が起こると
平衡感覚をつかさどる部分に十分な血液が運ばれず、めまいが起こります
血液が不足
脳へ血液を運ぶ椎骨動脈や脳底動脈の血液が不足すると
脳に十分な血液が運ばれず、めまいが起こります
脳腫瘍
平衡感覚をを保つ部位に腫瘍ができるとめまいが起こります
めまいが起きたら一度脳神経外科へ
これらの脳から来るめまいは鍼灸では治りません
現代の脳神経外科の検査技術はたいへん発達していますので
見逃されることも少ないと思います
めまいの東洋医学的治療法
めまいの治療は病院でしてきたけど治らない
ここを読んでおられる方には多いのではないでしょうか?
ここでは東洋医学における
めまい、ふらつきの治療を書いていきます
東洋医学ではめまいを「目と耳」に区別する
東洋医学ではめまいを
- 目のめまい
- 耳のめまい
にわけています
簡単に言うと
目が回る、あるいは耳が原因で平衡感覚がおかしくなる
ということです
- なぜ目が回っているのか?
- なぜ耳の調子か悪いのか?
これらを東洋医学で解釈して
治療するのがよいと思います
めまいの事を中国古典では
目眩、頭眩、眩暈などと呼んでいます
症状として目がまわる症状と
頭がくらくらする症状があります
目の症状は
目がくらくら、チカチカする、目の前が一瞬暗くなる
などです
頭の症状は
平衡感覚がなくなり揺れを感じる
じっとしていても乗り物に乗っているような感じがする
などです
目が原因だと肝臓
頭が原因だと、脳脊髄といって腎臓
そして脾臓が原因で目や脳脊髄が浮腫んでなるめまい
これら3種類に分けられます
肝臓のめまいは肉体疲労と目の使いすぎでなる
肝臓のめまいは肉体疲労と目の使いすぎでなります
目と肝臓は東洋医学では
つながっていると考えられています
最近、一番多くなっているのが肝臓のめまいです
スマホ、睡眠不足には気をつけましょう
また、肝臓はカラダの解毒を担当しています
カラダにとって毒なものは年々増えています
原料のあやしい加工食品
保存料の多いもの
安すぎる食品
などはカラダにとって不自然なものが多く
解毒で肝臓に負担をかけていることも多いです
腎臓のめまいは精力の減少
東洋医学では腎臓は精力を貯蔵しています
精力とは体力の貯金です
現金は食べ物から作られた気血水です
ダイエットなどの栄養不足
ストレスで栄養をたくさん使う
などで体力の貯金である精力を使いすぎると
腎臓のめまいが起きます
現金である栄養をたくさん摂りましょう
この場合の栄養とは
タンパク質です
お肉やお魚をたくさん食べましょう