はじめに
「どこに行ってもなかなか良くならない…」「原因不明と言われてしまった…」そんな不安やお悩みはありませんか?
東洋医学では、症状が表に出る“原因”を見極め、体が本来もっている治癒力を高めるアプローチを行います。ここでは、東洋医学の基本的な考え方や治療の目的をわかりやすくまとめました。
このページをお読みいただくことで「東洋医学って意外と自分の体質やライフスタイルに合っているかも」と感じていただければ幸いです。私たちが大切にしている“根本からの回復”の考え方がご信頼の一助となり、徳田漢方はり院の治療法に興味をもっていただければ嬉しく思います。
1. 西洋医学の目的は「症状を抑える」こと
まずは東洋医学と比較するために、西洋医学の考え方を簡単にお伝えします。
- 西洋医学は直接アプローチ
患者さんの訴える症状に直接働きかけ、痛みや数値の異常を抑えることをゴールとします。 - メリットと課題
速効性があり、検査数値が目に見えて改善するので安心感が高い一方、原因が解決していない場合は薬をやめるとまた症状がぶり返すことがあります。
2. 東洋医学の目的は「自然治癒力を回復させる」こと
一方、東洋医学では「どうして症状が現れているのか?」という根本原因に着目します。
- 症状は“体からのサイン”
頭痛、肩こり、不眠など、つらい症状には「体が何らかの不調を修正しようとしているサイン」という意味があると考えます。
- 身体を本来の働きに戻す
症状を抑えるのではなく、血流や気(エネルギー)、水分代謝など全身のバランスを整えることで体が自ら回復できる状態を取り戻すことが目的です。
女性ならではの不調にも効果が
女性はホルモンバランスの変動や生活リズムの多忙さから、肩こりや頭痛、自律神経の不調、冷えなどが出やすい傾向があります。東洋医学では、こうした複数の症状を「気血水のバランスが崩れた結果」として捉え、根本からの改善を目指します。
3. 「頭痛」を例に考える東洋医学の見方
頭痛の原因は一つではない、というのが東洋医学の基本的な考え方です。
大きく3つのパターンを例に挙げてみます:
- 血液の汚れ(血行不良も含む)
・側頭部、目の奥が痛む場合
・現代的には「血管の炎症」に近いイメージ
・呼吸の乱れやストレスで血流が滞っているケースが多い - 首・肩こり
・後頭部付近が痛む場合
・スマホやパソコン作業、姿勢の乱れも影響
・肩や首がカチカチに凝っているため、頭への血流が不足する - 胃腸の冷え
・前頭部が痛む場合
・「冷え」の影響で胃腸の働きが落ちている
・偏った食事や冷たい飲み物の摂りすぎ、生活習慣が原因になる
東洋医学では、こうした原因別に「必要な食事の見直し」や「滞っている部位に合わせたツボ刺激」などを丁寧に行い、本来持っている治癒力を引き出します。
4. 治療アプローチ:五臓・経絡・氣血水
五臓(肝・心・脾・肺・腎)
東洋医学の臓器は実体というより、体内の「働き」を表す概念です。ストレスや冷え、栄養バランスの乱れが「五臓の働き」を弱め、不調が生まれます。
経絡
気血水の通り道で、血液やエネルギーがめぐるルート。ここに「渋滞」が起こると、痛みや重だるさ、冷えなどを感じやすくなります。
氣血水
- 氣(き):体を動かすエネルギー
- 血(けつ):栄養・酸素を運ぶ物質
- 水(すい):体の水分バランスを整える体液
この3つがスムーズに循環しているときは、疲れを感じにくく肌ツヤも良好。反対に循環が滞ると、肩こりやむくみ、イライラなどさまざまな不調を引き起こします。
5. 自然治癒力が回復するとどうなる?
前向きでアクティブに
- 痛みや不快な症状が気にならなくなるだけでなく、自然と「何か始めてみよう」「ちょっとおしゃれを楽しみたい」という気持ちがわいてくるようになる方が多いです。
- 特に30〜50代の女性は、体調が良くなると仕事や家事、プライベートもアクティブになり、新しいことにも挑戦しやすくなります。
周囲からの「最近元気だね」の声
ご本人は意外と気づかなくても、「最近雰囲気変わった?」「元気そうで安心した」という声をかけられ、はじめて「調子が良くなっている」と実感することもあります。
これは一時的に痛みが消えているだけではなく、体全体が回復力を取り戻しているサインです。
6. 根本治療のために患者さんができること
東洋医学の治療は、施術だけで終わりではありません。日常の過ごし方でさらに効果を高められます。特に大切にしてほしいのが**「呼吸」と「食事」**です。
呼吸
- ゆったり深呼吸
何かに集中しているときやストレス時は呼吸が浅くなりがちです。深くゆっくり息を吸って吐く習慣をつけましょう。 - ホッと一息の時間
1日の中で何度か「力を抜く時間」をつくるだけでも、緊張状態から体を解放し、自律神経の乱れを防ぎます。
食事
- 食材の温度を意識する
冷えが気になる方は冷たい飲み物や生野菜のとりすぎに注意。温かいお茶やスープを意識的に摂るだけでも内臓機能が高まります。 - バランスを重視
タンパク質・野菜・ビタミン・ミネラルをバランスよく。特に女性はタンパク質不足から冷えや疲れ、髪や肌のトラブルにつながりやすいので意識して補給しましょう。
7. まとめ:東洋医学で体の内側から健やかに
東洋医学の治療ゴールは、症状の抑え込みではなく体が自然に回復できる土台づくりにあります。「なんとなく不調」が続くときは、気血水の流れや五臓のバランスの乱れが背後に潜んでいるかもしれません。
30〜50代は環境の変化や体質変化が重なる時期。だからこそ、東洋医学の考え方で「自分の体質を知り、トラブルの原因をケアする」ことがとても大切です。
当院では、あなたの“本来の元気”を取り戻すお手伝いをいたします
- オーダーメイドの鍼灸治療
お一人おひとりの症状や体質を細かくうかがいながら、無痛でやさしい鍼灸治療を行います。 - カウンセリング・生活アドバイス
呼吸法や食事、姿勢のアドバイスも含め、“日常で生かせるケア”をご提案いたします。
興味を持っていただけた方は、徳田漢方はり院の治療方針や詳細をご確認ください。あなたが本来の元気を取り戻すための第一歩を、私たちがお手伝いいたします。
さらに詳しく知りたい方へ
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