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私の治療院では水分補給に「お湯」を飲むことをオススメすることが多いです
お湯はお水を沸騰させた「白湯(さゆ)」がよいでしょう

  • 胃腸の弱い人
  • 水分代謝の悪い人
  • お酒をよく飲む人
  • コーヒーなどカフェインをたくさん飲む人

などに当てはまる方には
特にオススメさせていただいています

水分の補給にお湯を飲んだ方が良い理由ですが
吸収が良い、胃に優しい、利尿作用がない

などです

以下、詳しく書いていきます

秋から冬にかけては水分不足

水分不足といえば夏というイメージがあると思います
しかし、秋冬も水分の不足はあります

少し想像してみてください
お部屋で洗濯物がよく乾くのは夏でしょうか?
冬だと思います

冬は皮膚から結構な水分が蒸発してしまいます

自覚症状がないため
水不足の症状が本当に出やすいのは
夏より秋冬のことが多いです

お湯を飲むと胃腸が温まって唾液が出る、唾液がノドを守る

胃腸が弱い方はぜひお湯を飲んでいただきたいです

お湯を飲むと胃腸が温まります
胃腸は温まるとよく働けます
胃にとってよい温度は36℃ぐらいです

東洋医学では胃は水穀を腐熟するといいます

「水穀」とは食べ物、飲み物のことで
それを腐らせて熟してから吸収するとされています

冷たいと腐熟は止まってしまいますので
胃は温かいのがよいとされています

温かいものを飲食すると
胃がよく働き、消化酵素がたくさん出ます

お口からは唾液がたくさん出ます

唾液は自然の消毒液ですから
それを飲み込みますとノドにとって良い効果があります

お口の中が乾いている方や
ノドが痰でからまりやすい方にオススメです

お茶やコーヒーを飲んでも利尿作用で出て行く

なぜお湯が良いのか?
胃腸を守るだけですと
温かい飲み物ならなんでも良さそうです

ですがお茶やコーヒーのカフェインには利尿作用があります
これが問題だと私は思っています

水不足の体に利尿作用のあるものを飲むと
水分代謝が悪くなってきます

東洋医学では水分のことを「津液」といいます
東洋医学における津液が滞ると
「身体のコリ」の原因になるといわれています

また、津液の異常があると
むくみ、だるさ、体のコリ
などを引き起こすと東洋医学ではいわれています

ですからカフェインの入っていないものをオススメします
ハーブティーなども良いかもしれません

お酒を飲む人はアルコール解毒に水分を使うので水不足

アルコールは体にとって毒です
解毒しなければなりません

アルコールの解毒するときに
大量に水を使うのです

ですから毎日晩酌をなさる方は
お湯を補給していくと
美味しいお酒が飲めると思います

また、お酒を飲むと途端にお小水が近くなる
という経験はありませんか?

これは利尿ホルモンがお酒で刺激されるからです

私はビール一杯でもお小水が2杯分ぐらい出ます(笑)
特にビールは気をつけた方が良さそうです

お湯は肝臓の解毒作用を助けます

二日酔いにはお水が効くというのを聞いたことはありませんか?

本当はお湯の方がよいと思います

まとめ

  • 夏より秋冬の方が水不足
  • 水分代謝が悪くなるとむくみ、だるさ、身体のコリなどが出る
  • 水分補給にはお湯がよい
  • カフェイン入りの飲み物は避ける
  • お酒のみは特に気をつけましょう