痛い鍼と痛くない鍼、どちらが効く?——当院が「無痛のやさしい鍼」にこだわる理由
「鍼灸に興味はあるけれど、正直、痛そうで怖い」
「以前ほかで鍼を受けたとき、治療のあと毎回ぐったりしてしまった」
そんな経験や不安から、鍼治療をためらっていませんか。
こんにちは。徳田漢方はり院 院長の徳田和則です。
当院に初めて来られる方からも、「鍼は痛いのを我慢するものだと思っていました」というお声をよくいただきます。
結論からお伝えすると、痛みの強さと効果は比例しません。
この記事では、その理由と、当院が「痛くない鍼」を大切にしている理由をお話しします。

「痛い鍼ほど効く」は誤解です
「これだけ刺激があったのだから、効いているに違いない」——強い刺激を受けると、そう感じるのは自然なことです。
しかし実際には、強い痛みを伴う鍼を受けると、体は防御反応を起こしやすくなります。
鍼灸はあくまで、患者さんご自身が持つ回復力・免疫力を「引き出す」ためのもの。
刺激が強すぎると、その回復力や体力を一気に使いすぎてしまうことがあるのです。
東洋医学では、体を動かすエネルギーを「気」と呼びます。私は、治療とは気を消耗させることではなく、気の巡りを整えて、体が本来持つ回復力を助けることだと考えています。強い刺激が身体のエネルギーを消耗させ、かえって症状が悪化することさえあります。
これはどなたにも起こりうることですが、とくに30〜50代の女性は、仕事や家事・育児、ホルモンバランスの変化などで疲れが蓄積しやすい時期です。痛みをともなう鍼で余分なストレスが加わると、逆にだるさや気分不良を招くこともあります。
治療のたびにぐったり——それは「好転反応」ではないかもしれません
「治療直後にグッタリしてしまう」
「妙に疲れてしまう」。
こうした状態を「好転反応(メンゲン現象)」——体が良くなる過程で一時的に症状が出ること——と説明されることがあります。
しかし、好転反応が何度も繰り返し起こるのは、本来不自然です。
- 鍼灸にまったく慣れていない方が、初回だけだるさや軽い熱っぽさを感じることはあります
- 一度体が治療に慣れれば、好転反応はほとんど起こりません
- 毎回のように強いだるさや体調不良が出る場合は、刺激が過剰か、その方の体力に合っていない可能性が高いのです
強い鍼そのものが悪いわけではありません。大切なのは、その強さがご自身の身体に合っているかどうかです。
当院の「無痛のやさしい鍼」——何をどうするのか
当院では、徹底して「痛くない、やさしい鍼」を心がけています。
1. 刺激量はオーダーメイドで調整します
お一人おひとりの体力・症状・ライフスタイルに合わせて、鍼や灸の刺激量を細かく調整します。その方の身体が無理なく受け止められる刺激量を、東洋医学の見立てで見極めていきます。
[どうやって見極めるの? 難しめの内容です・読み飛ばしてOK]
刺激量を決めるとき、私がまず診るのは「証(しょう)」——その方の体質や状態を東洋医学的に見立てたもの——が、陽証(体力や反応力が比較的ある状態)か、陰証(体力が落ちて反応が弱い状態)かです。あわせて、体つきも大切な手がかりになります。太りやすい体質の方は体力があり、痩せ型の方は体力が少ない、と見立てます。さらに、東洋医学でいう「肝」が強い方は体力があり、「肺」が弱すぎる方は、気力が落ちていたり、気を使いすぎていたりすることが多いのです。肺の弱さは皮膚の弱さにあらわれるため、皮膚の状態も確認します。こうした点を総合して、その方が無理なく受け止められる刺激量を見極めていきます。
※ここでいう「肝」「肺」は、内臓の病気のことではなく、東洋医学で体の働きを表す言葉です。
2. 自然治癒力を高めるアプローチ
痛みを抑えるためだけに刺激を”ガツン”と与えるのではなく、症状が出る原因そのものを整える、根本的な体質改善を重視しています。
3. 丁寧なカウンセリング
不安や疑問があれば、施術の前に遠慮なくお話しください。痛みに弱い方、鍼が初めての方にこそ安心して受けていただきたいと考えています。
「自分にも受けられる鍼なのか、まず聞いてみたい」という方へ
LINEで「痛くない鍼について相談したい」と送ってください。24時間受け付けています。いきなり予約する必要はありません。
東洋医学専門の鍼灸院として
当院は東洋医学専門の鍼灸院です。自律神経の乱れや、検査では原因のわからない不調(不定愁訴)の治療を得意としています。「痛みに耐える治療」ではなく「体に負担をかけずに回復力を高める治療」を軸にしているのは、こうした専門性があるからです。
場所はJR札幌駅から徒歩2分。お仕事や家事の合間にも通いやすい立地です。
治療がうまくいっているサイン
慢性の症状は一度の治療ですっかり消えるケースばかりではありません。ただ、治療後にこんな変化があれば、体が本来の力を取り戻しはじめているサインです。
- なんとなく体が軽い — 全身がリラックスし、血の巡りが良くなったときによくある感覚です
- お腹が空いてくる — 内臓が元気になり、消化吸収をきちんと行えているサインです
- いつもよりよく眠れる — リラックス効果と神経のバランス調整が進み、睡眠の質が上がります
感じ方には個人差があり、こうした変化がすぐに出なくても心配はいりません。
「ぐったりして帰る」のではなく、「体が軽くなって、夜よく眠れる」。それが治療後の理想的な状態だと私は考えています。
よくあるご質問
まとめ:安心して鍼治療を受けるために
・痛みの強さ=効果ではありません
・毎回ぐったりする「好転反応」は、治療が合っていないサインかもしれません
・慢性症状ほど、体に負担をかけない「やさしい鍼」が続けやすい治療です
「痛そうで怖い」という理由だけで、つらい症状をがまんし続ける必要はありません。
まずは不安な点を、お気軽にご相談ください。
