その「めまい」、気のせいではありません — 検査で異常なしと言われた方へ
「疲れですよ」「気のせいですよ」。
そう言われるたびに、少しずつ心細くなる。
でも、あなたの感じているめまいは、ちゃんと理由のある不調です。

検査で「異常なし」でも、おかしいことではありません
病院の検査は、命にかかわる病気を見つけるためのものです。だから、そこに当てはまらない不調は「異常なし」と出ることがあります。
私のところに来られる方も、その多くが先に脳神経外科を受診しています。そこで「異常なし、様子を見ましょう」と言われ、原因がわからないまま不安を抱えて来られます。
でも、それは「なんともない」という意味ではありません。体の側から診ていくと、めまいには理由が見えてきます。
がんばってきた人ほど、起きやすい
めまいやふらつきは、気をつかいすぎた人・休めなかった人に多く出ます。あなたの心がけが足りないから、ではありません。
むしろ、まわりに気を配って走ってきた結果として、体がひと休みのサインを出しているのだと、私は考えています。
いま、どのくらいのめまいか
私が診るとき、まず重さの目安にしているものがあります。
体を動かしたとき——たとえば振り向いたときにフワッとするくらいなら、比較的軽いほうです。
一方、横になって安静にしていてもふらつくときは、いくつかの原因が重なっていることが多く、少し腰を据えて診ていきます。
めまいだけで来られる方はほとんどいません。「めまいもするし、あれもこれも」と、いくつもの不調が重なっているのがふつうです。
めまいには、大きく3つのタイプがあります
東洋医学では、めまいをおおまかに3つに分けて診ていきます。
- 目のめまい … 目の疲れ、寝不足やイライラから。東洋医学の「肝(かん)」のつかれ
- 耳のめまい … むくみや水はけ、耳の平衡感覚に関わるもの。「腎(じん)」のはたらき
- 栄養のめまい … 食が細い、胃腸が弱いとき。「脾胃(ひい)」のつかれ
ひとつだけとは限りません。いくつか重なっていることもよくあります。
私の実感では、目のつかれ(肝)から来るめまいは、比較的とれやすいものです。耳や栄養が主になっているときは、体力を戻しながらになるので、少し時間がかかります。
でも、時間がかかるタイプでも、道がないわけではありません。焦らず整えていけば大丈夫です。
すぐに消えなくても、焦らなくて大丈夫
鍼のはたらきは、暖房のスイッチに似ています。
スイッチを入れても、部屋が暖まるまで少し時間がかかります。体のめぐりが戻り、めまいが落ち着くのも同じです。
その日に劇的に変わらなくても、心配はいりません。少しずつで大丈夫です。
なお、飲んでいるお薬があれば、続けたまま来ていただいてかまいません。
<ここは読み飛ばしてOK>私がどう診て、どう治療するか
ここから少し専門的な話になります。興味のある方だけ、どうぞ。
私は、めまいの方の首肩の流れを左右で診ています。これは経験則で、あまり言われていないことです。左の流れが悪いと、氣血(=体をめぐる栄養とエネルギー)が上がっていかない。右の流れが悪いと、逆に上がったものが降りていかない、と感じています。
降りていかないタイプは「流せばよい」ので、比較的早い。上がっていかない(足りない)タイプは、補いながらになるので長くかかります。
治療では、悪くなっている臓そのものを直接たたくことはしません。東洋医学に「同病異治・異病同治」という考えがあり、その人の元気な臓の力を借りて、間接的に助けにいきます。弱ったところを直接刺激しても、その場しのぎにしかならないからです。
長く東洋医学を診てきた院長がいます
私は、北海道漢方鍼汪会の会長を務めています。
長いあいだ、東洋医学の研究と施術を続け、同じ道の仲間に教える立場でもあります。
むずかしい肩書きよりも、「わかってもらえる人がいる」と感じてもらえたらうれしいです。
うまく話せなくても、大丈夫です
「どう説明したらいいかわからない」——そのままで大丈夫です。
つらいときは、感じていることをそのまま送ってください。LINEで、24時間ご相談いただけます。
質問だけでもお気軽にどうぞ
アクセス・料金
- 札幌駅から徒歩2分
- 施術料:1回 2,200〜3,000円(保険が使える場合は2,200円〜、医師の同意書がある場合は1,500円〜)

