五運六氣の基礎-運気七編

徳田先生の発表の概要です

◯運気七編と黄帝内経 王冰註釈

◯主運は決まっている 客運はその年の十干と大過不及

◯主氣も決まっている 客氣は毎年回る 司天は3番目在泉は6番目

◯2016年は丙申二黒土星

◯365日説は太陽論 360日説は360度の円→地球の自転

それぞれ説明していきます

運気七編と黄帝内経 王冰註釈

黄帝内経の運気七編ですが
唐時代の王冰の注釈、編集したものが残っています

それまではその九編は散逸していましたが
失われた九編が王冰の師匠の家にあった
と言って九編を加えます

そのうち二編は本当になくなってしまいます

ですから後世では
運気七編は本当に黄帝内経なのか
意見が分かれています

その内容ですが
十干と十二支を使ってシステマチックに
気候を分析します

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主運は決まっている 客運はその年の十干と大過不及

はじめに主運と客運についてです

主運は決まっています
毎年同じです
春夏秋冬が毎年来るのと同じですね

客運は年によっての春夏秋冬の特徴で
中運と小運があります

主運

主運ですが時期と運氣が決まっています

大寒当日から春分後13日まで   風温
春分後13日から芒種後10日まで 火熱
芒種後10日から処暑後7日まで  暑湿
処暑後7日から立冬後4日まで   涼燥
立冬後4日から大寒当日まで    冷寒

中運

中運はその1年を特徴づける運氣です
十干によって決まります
毎年の特徴ですね

決める時の表を載せておきます

天干の五行
陽 陰 五行
甲 己 土運
庚 乙 金運
壬 丁 木運
丙 辛 水運
戊 癸 火運

2016年は丙年ですから水運の陽→水運大過です
2017年は丁年ですから木運の陰→木運不及です

水運大過の特徴はそのままで寒気流行
2017年の木運不及は普及ですから木が金に剋されますので燥気作用となります

小運

小運はその年の1/5を特徴づける運氣です
初運は中運と同じで順次五行の順番に回ります

主運(毎年変わらない):木  火  土  金  水
小運(今年は水運から):水  木  火  土  金

主氣と客氣について

主氣は決まっています
客氣は毎年違います

主氣と客氣は順番も違いますので
注意が必要です

主氣と客氣の順番の表

   初の気  二の気  三の気  四の気  五の気  終の気
主気 厥陰風木 少陰君火 少陽相火 太陰湿土 陽明燥金 太陽寒水
客気 厥陰風木 少陰君火 太陰湿土 少陽相火 陽明燥金 太陽寒水

2016年の客氣

2016年の客氣ですが 

君火   土   相火  燥金  寒水  風木

この順番です

司天、在泉について

司天、在泉ですが
客氣の3番目が司天
客氣の6番目が在泉になります

司天はその年の前半をつかさどる氣
在泉はその年の後半をつかさどる氣です

毎年回ります

2016年は
司天→少陽相火
在泉→厥陰風木

主運、主氣、客運、客氣の関係を見るのが運気論

主運、主氣、客運、客氣の関係は
毎年違います

その違いを見て実際にくる気候を考えて
治療方針を決めます

2016年は丙申二黒土星

不和→
司天の気(火)を
中運(水)が犯す年
運は寒粛 心身の引き締まるような寒さ
化(順調)は凝滲凓冽→
氷が張り(凝)震え上がる(滲凓)ような寒さ
変(変調)は冰雪霜雹
病は寒浮腫

が基本となります

徳田漢方はり院        徳田和則

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徳田漢方はり院- 徳田和則

先代から受け継いだ伝統鍼灸を次世代に伝えたいと思っています

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