sanpo3

よい歩き方については
いろいろな情報があって
どれが本物か迷ってしまうかもしれません

カカトから着地して歩くとよいですよ
と教えられることが多いです
ただ、カカトで歩いてばかりいるとスタミナを消耗してしまう、と東洋医学は考えます

(くわしくはコチラのページをご参考ください)

カカトではなく、足の親指を上手く使って歩く方法を書いてみたいと思います

歩き方というのは、長年のクセがしみついていて
簡単には変えれませんので

  1. まずよい立ち方をマスターして
  2. 体の重心、姿勢などの感覚をマスターして
  3. 姿勢良く、カッコよく歩く方法つかむ

の順番で書いてみたいと思います

まず、足全体で立ってみるとコツを体感できるかも


(画像はネット上からお借りしました)

立ち方その1

気を付けの姿勢から半歩前へ出て
足の裏の全部を使って立ってみてください

上の写真の女性のように立ちますと
臍下丹田(おへその下)にカラダの重心が来ますので安定します

下の写真の左側のようになります

私が鍼灸治療をするとき、この姿勢ではり治療をした方が治療効果は高いと思っています


(画像はネット上からお借りしました)

立ち方その2

次にかかとで立ってみてください
みぞおち(胸の下あたり)に重心がきます

お尻が落ちて
骨盤が後ろにかたむきます

上の写真の真ん中のようになると思います

カラダの重心がカラダの中心から外れているので
疲れやすい姿勢といえるかもしれません

立ち方のコツは、ヒジの位置を真横にすること

上の女性の写真のように
片足を半歩前に出して足裏全体で立つとき
姿勢をよくするにはちょっとしたコツがあります

それは、ヒジの位置を正しくすることです

ヒジの先が体の真横、もしくは真横より気持ち後ろにあると
自然に胸が開きます、骨盤も正しい位置になります

逆にかかとで立つと
膝を伸ばすのが苦痛になり
腰が下へ落ちます

重心がみぞおちから胸のあたりにずれてきてしまいます

上のイラストの真ん中のようになってしまいます
背中が丸くなって、腰が落ちます

まず立ち方を覚えて
よい重心の位置とよい姿勢を感じると
自分の歩き方がよいのかどうかわかると思います

腰が落ちて膝を曲げたまま歩いている人

具体的な悪い歩き方の例をお伝えします

「すすきの」などでよく見かけるのですが
高いヒールを履きこなせずに
腰が落ちてヒザを曲げたまま歩いていらっしゃる方を見かけます

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(画像はネット上からお借りしました)

むかしのヤンキードラマなどでも
ポケットに手を突っ込んで
かかとをズルズルしながら歩いている人が映っています

膝が曲がったまま背中を丸めて歩いています

悪い例だと思います

練習はかかとの無い靴でする

足の指を使って歩きたくても
普通に売っている靴では難しいかもしれません

普通に売っている靴は
かかとから着地してスムーズに体重移行できるように
設計されていると思います

つま先が固かったりつま先の幅を狭くなっていたりする靴も
デザイン優先で、つま先を意識して歩くのには向いていないと思います

歩き方について東洋医学で解説します

ウオーキングのやり方も
かかとから着地するよう指導することが多いようです

一番自然に歩けるように感じますが
東洋医学的には腰痛や膝痛を起こしやすい歩き方だと思います

腰が落ちて、膝の裏側が痛くなって
足首が固まりやすいです

カカトで歩くデメリットはもう一つあります
それは、、、↓これです

かかとには「体力の貯金」がつまっている、浪費してはいけない

カカトで歩くもう一つのデメリットですが
カカトは東洋医学の経絡の考え方でいうと腎臓と関係が深いです
腎臓には先天の精が入っていると考えます

先天の精とはその人の先天的な才能のことで
かかとで歩けばその人の先天的能力を消耗してしまいます

また、先天的な能力である精がこわれると
体力、抵抗力、免疫力などが弱くなり
外からの邪気にやぶれやすくなります

ストレス、ウイルスなどに弱くなり
病気になりやすくなるきっかけになります

足の親指は積極的に使ってよい場所

それに対して足の親指は積極的に使ってよい場所です

足の親指は東洋医学の経絡でいうと
脾臓、肝臓と関係が深いです

脾臓は栄養を作る臓器で
肝臓は栄養を使ってカラダを動かす臓器です
どちらも栄養と関連が深いです

先ほど腎臓は「先天的な能力」と書きました
それに対して栄養は「後天的に補うもの」と言ってよいと思います

そして後天的なものはご自身の努力次第でいくらでも補えます

先天的なものを消耗すると
その人のあらゆる能力が低下して取り戻すのにも時間があるかかります

そういう意味で、かかとを大切にしたいです

ここから先は私のことを少し、、、

私が治療のとき、気をつけていること

私は鍼灸治療のときには
スリッパなどの履物ははきません

本当は、はだしで治療したいのですが
服装が白衣ですので
裸足ではおかしいカッコウですw

わたしは靴下の代わりに
足袋(たび)で治療しています

通勤はベアフットシューズという
裸足感覚で歩ける靴を履いています

わたしの歩き方もまだまだで
動画でお伝えできませんが
かかとだけを使わないで足全体で立って
臍下丹田に重心を置く歩き方を日々研究しています

関連リンク

散歩についてや運動について書いたものを
リンクしておきます
よかったら、のぞいてみてくださいm(._.)m