東洋医学では中風といいます
脳梗塞、心筋梗塞、脳出血、くも膜下出血などですが
中国古典医学では中風といいます
風に中った(あたった)と書きます
東洋医学では病の深さを漢字で表現していて
感・傷・中
と表現します
感は病気が皮膚にあり
傷は病気が経絡にあり
中は病気が臓器にあることです
中風の原因ですが、東洋医学の古典によると
経絡が詰まって流れなくなり
風船のようにふくらんで、どこかで破裂して
臓器に邪気が入ってしまい、その時倒れます
いきなり倒れてしまわれる様に見えるのですが
実は経絡の滞りは徐々に進行しています
そして隠れて進行している時に
わずかではありますが予兆と言える症状を呈します
少しの予兆を見逃さなければ
病気をふせぐことができると思います
東洋医学でいわれている予兆
- 不眠
- めまい
- 手のしびれ
この3つが「同時に」ある時
中風の予兆だといわれています
もし予兆が出ましたら、対策としては
食事や鍼灸治療で経絡を整えたり
休息を多めにとるとよいと思います
予防法について
- 野菜を食べる
- 肉の代わりに魚
- じゅうぶんな休養
これは経絡の詰まりを解消するという意味です
特に青味の魚が良いようです。
疲れている時に発症しやすいです。
リハビリについて
中風は前後のケアで予後が大きく変わります。
リハビリは早くに始められると良いでしょう
昔は病院でも一ヶ月ほど何もせず
回復を待ってからのリハビリだったようですが
最近では病院も早めに行うようになったようです
患者さんがつらそうにしていても
リハビリの開始が早いほうが回復が早いようです
かわいそうだからといって
患者さんが精神的に落ち着くのを待っていると
回復期を逃すようです
ご家族の方の精神的なサポートの上で
早め早めの行動が良い結果を産むと思います