肩・首・腰…くり返す痛みを、全身から診る
肩、首、背中、腰、頭――今この瞬間、どこかに「重い」「こる」「痛い」がありませんか。しかも、ひとつではなく、いくつも重なっている。マッサージや湿布ではその場しのぎで、しばらくするとまた戻ってくる――。
そのつらさ、「体のあちこち」ではなく「体ぜんぶ」の問題として診ると、道が見えてくることがあります。
当院は自律神経の不調を得意としていますが、痛みも、そこから診ます。
まずは、あなたのつらさが「そこだけ」の話なのかどうかから、ご一緒に見ていきましょう。

慢性の不調を抱える人は、たいていどこかが「痛い」
長く続く不調で来られる方は、主なお悩みが自律神経であっても、たいてい体のどこかに痛み・つらさを合わせ持っています。肩、首、背中、腰、頭。「頭痛なのか肩こりなのか、自分でもよく分からない」という方も少なくありません。
だから当院では、自律神経のご相談で来られた方にも、痛みのご相談で来られた方にも、「痛みも一緒に診られますよ」とお伝えしています。
むしろ、痛みと自律神経の不調はつながっていることが多く、切り離さずに診るほうが自然だと考えています。
「これって鍼で診てもらえるの?」――その段階のご相談で大丈夫です。
なぜ、揉んでもまた戻るのか
もんでもらった直後は軽くなる。でも夕方にはまた重くなり、何年も同じことを繰り返している――。
当院にも、そんなお悩みの方がたくさん来られます。
その場で軽くなるのは、こり固まったところの流れが一時的に良くなるからです。でも、こりや痛みを生んでいる「もと」(=こりを生み出している体の状態。疲れ・呼吸・緊張など)がそのままだと、流れはすぐにまた滞ってしまいます。
もし「何をしても戻ってしまう」なら、痛むところそのものではなく、少し体全体に目を向けてみる番です。
痛みは「そこだけ」の問題とは限らない
東洋医学でおもしろいのは、痛む場所と、本当の原因の場所が、必ずしも同じではないという見方をするところです。当院が痛みを「全身から」診るのは、このためです。
腰痛を例にとると――腰だけが悪いとは限りません。腰は、背中や首のこわばりと”引っ張りあって”動けなくなっていることがよくあります。どちらか一方をゆるめると、腰が動き出す。だから腰だけを診ていてもうまくいかないのです。
肩こりも同じです。本当の原因が頭痛や腰のほうにあって、肩はその影響を受けて張っている――ということが、実際に少なくありません。
そしてもうひとつ、痛みと自律神経のつながりです。
肩や背中が張る → 呼吸が浅くなる → 体がリラックスできない → またこる
これが何年も続くと、体は常に気を張った状態になりやすく、こりや痛みから、頭痛・不眠・息苦しさへと広がっていきます。痛みで来られた方の奥に自律神経の乱れが隠れていることも、その逆も、めずらしくありません。
だから当院は、痛む場所を攻めるのではなく、その痛みがどこから来ているのかを、体全体から見立てるところから始めます。
どこに相談していいか迷ったら、まずLINEで。
「肩と腰、両方つらい」「これって鍼で診てもらえる?」――そんな一言で大丈夫です。
あなたのつらさは、どれに近いですか
痛みの種類ごとに、当院がどう診ているかをまとめました。気になるものからご覧ください。
肩こり
揉んでも夕方には戻る、上を向くと痛い、肩だけでなく頭痛や不眠もある――。肩こりにもタイプがあり、「疲れが積もったタイプ」「自律神経を巻き込むタイプ」では、肩だけを揉むアプローチでは届きにくいことがあります。
頭痛
後頭部からこめかみへ広がる重い痛み。息苦しさ・吐き気・のぼせ・夜中に何度も目が覚める、といった自律神経の症状が重なることもあります。呼吸の浅さから診ていくことが多いタイプです。
腰痛
腰だけが悪いとは限りません。腰は背中や首のこわばりと引っ張りあって動けなくなります。仰向けは平気でうつ伏せがつらい方、前屈で痛む方など、体のどこに原因があるかで見立てが変わります。
首・背中のつらさ
こわばると、呼吸に影響が出る背中。背中は肩と腰との中間にあって、痛みの”隠れた原因”になっていることがあります。胃腸の不調から背中が固まり、呼吸が浅くなっているケースもあり、体の内側から診ていきます。
坐骨神経痛
お尻から足へ響く痛み・しびれ。しびれは、痛みが進んだ段階のサインと考えます。検査でヘルニアや狭窄症が見つかっても、それだけが原因とは限りません。血流不足が進んだ状態かも。
当院はどう診て、どう施術するか

はじめに、脈・お腹・前腕の状態から体全体のバランスを診ます。そして、いま痛んでいる場所が「もと」とる所なのか、それとも別の場所の影響を受けた状態なのかを見分けます。
そのうえで、痛むところそのものは、刺激しないことが多いです。 弱っているところを強く触ると、かえって疲れさせてしまうからです。元気なところから間接的に助けることで、体全体の巡りを取り戻していきます。使うのは髪の毛ほどの細さの鍼で、刺激はごくわずかです。痛いところに、さらに痛い刺激はしません。
[専門的な話・読み飛ばしてOK]
東洋医学には「本治法(ほんちほう)」という、体全体のバランスを整える治療があります。手足などにある特定のツボを使うと、一か所への鍼が全身の巡りに働きかけられる、と中国古典は説きます。「なぜ痛いところじゃないところに鍼を?」と思われますが、「もと」から立て直すための鍼です。
どのくらいで良くなる?
急に痛めたもの(ぎっくり腰・寝違えなど)は、比較的早く落ち着くことが多いです。一方、何年も続く慢性の痛みは、まず週1〜2回の通院を1ヶ月から始めます。
施術のあと、その場では劇的に軽くならないこともあります。でも、肌に艶が出て、お腹がふっくらゆるみ、脈が整っていることを確認していますので、ご安心ください。
暖房のスイッチを入れても部屋が暖まるまで少しかかるのと同じで、「明日の朝、少し楽になっていれば成功」とお伝えしています。
どのくらいかかるかは、その方の体力によって変わります。ここははっきりお約束できませんが、一度診させていただければ、おおよその見当はつくと思います。
家でできること ― まず「歩く」
慢性の痛みやこりに、いちばんお伝えしたいのは「歩く」ことです。
お仕事でのPC画面をずっと見ているとき、休憩を増やして少し歩くだけで足(下半身)が動き、張りつめた上半身から自然と力が抜けます。歩くのは”何も意識せずにできる下半身の運動だからです。上半身の緊張が自然に取れます。
会社でも「ちょっとトイレへ」を増やすだけで違います。
歩く時間ですが、会社帰りに1駅分多く歩く=15分、くらいで十分です。
よくあるご質問
マッサージや整体とどう違いますか?
その場の心地よさで軽くなる痛みなら、それも良い選択だと思います。当院が向いているのは、「揉んでも治らない」「あちこち辛くて、どこが原因か分からない」という方です。痛むところをほぐすのではなく、痛みの「もと」から立て直します。
鍼は痛くないですか?
髪の毛ほどの細さの鍼を使い、刺激を抑えています。「打たれているのが分からなかった」という声もいただきます。
あちこち痛いのですが、全部診てもらえますか?
はい。むしろ、あちこちのつらさは互いにつながっていることが多いので、体全体として診ます。いちばん気になるところからお聞かせください。
病院の治療と併用できますか?
はい。多くの方が医療機関の治療と並行して通われています。お薬も、最初は続けながらで大丈夫です。
迷ったら、まずLINE相談から。
「初めてで不安」「これって鍼で診てもらえる?」――その段階のご相談で大丈夫です。
札幌駅から徒歩2分。ご予約なしのご来院は難しいため、事前にご連絡ください。
